メルカリは9月7日、伊藤忠グループのBelongが提供する「あんしんデータ消去」サービスと連携し、フリマアプリ「メルカリ」でスマートフォンを取引する際に専門業者に端末のデータ消去を依頼できるオプションの提供を開始した。
申込みの流れ
「あんしんデータ消去」オプションを利用するには、スマートフォンを出品する際に同オプションを選択する必要がある。
商品が購入されたら端末を「らくらくメルカリ便」でまずは倉庫へ発送。倉庫内で事業者のBelongが端末のデータを消去し、購入者への発送までを担当してくれる。
匿名で配送できるため、最後まで誰にも個人情報を知られることなく、安全に取引をすることが可能だ。
1台につき1400円の利用料金は、出品者の売上金から自動的に差し引かれる。
また、倉庫への配送料は出品者が負担(倉庫から購入者への配送料は利用料金に含まれる)する。
利用の背景
急激な円安・物価高でスマートフォン端末の価格が全体的に上昇し、高価格帯の売上台数が増加しているが、「個人情報が心配」という理由で古い端末を家で保管しているユーザーも相当数いると予想されている。
安全に中古スマートフォンを取引できるオプションを提供することで、端末のリセールを促進することを見込む。