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“本当の音”って何? それはDenonのイヤホン「PerL」が教えてくれた

2023年09月19日 11時00分更新

文● 貝塚/ASCII

提供: Denon

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「音が生き生きと聞こえて、びっくり」と八尋

八尋「よくわからないけど、聞いてみるわ……何これ!? なんか、ものすごく生き生きと聞こえるんだけど?」

ーびっくりするよねー。

八尋「音の広がりとかもいいんだけど、それより、低いところの音も、高いところの音もよく出ている感じが強い。全体的に音の密度が高まっている感じがして、音楽の力強さが増したような」

秘密はMasimo AATにあり!

ーこれ、すごいよね。さっきの聴力測定みたいな音が「Masimo AAT」という技術の一部なんだけど。

八尋「Masimo AATって?」

測定は、スマートフォンアプリ「Denon Headphones」を通じて行う

ーMasimoは、医療機器を作っている企業なんだけど、その企業の技術をオーディオに応用しているんだよね。簡単に言うと、イヤホン側から出力した測定音を捉えた、内耳の有毛細胞が発する微弱な音を拾って、その人の音の聞こえ方に、どんな特性があるかを調べる技術。その聞こえ方をもとに、例えば低域が聞こえにくい人なら低域を補い、高域が聞こえすぎる人なら、高域を減衰させ……という具合に、個人に最適な聞こえ方のプロファイルを作ってくれるの。

八尋「まじ? 凄すぎるんだけど。それは、PerLでも、PerL Proでもどちらでも使えるの?」

ーそれはもちろん。どちらを買っても、Masimo AATを使った音の最適化機能は使える。

測定が完了すると、聞こえ方に合わせたプロファイルを作成してくれる

ーこれが、さっき測定した八尋くんの聴力の傾向をスペクトラム表示したやつ。

八尋「なんか、左右で少し形が違っているような?」

ーそうそう。左右で違うこともよくあるらしい。12時が低域で、時計回りに高域に移っていく感じだから、八尋くんの場合、左耳は、右耳に比べて中低域と中高域が少し減衰傾向という感じだね。

完了したプロファイル。左右で音の聞こえ方が異なることがわかる。測定時間は、5分もあれば完了するほど簡単だ

八尋「へー。全然そんな風には感じてこなかったけど。でも、音楽を聞いてみると、意味がよくわかる。この足りないところを補ってくれたから、すごく密度の高いような聞こえ方をしてくれたってことね」

ーそうそう、そういうこと。

八尋「本当の音ってこれなのか……」

測定した音の聞こえ方を視覚でチェックしながら音を聞いてみても楽しい

ー本当の音って言うのが適切かどうかわからないけど、Denonが目指している音作りを、個人の聞こえ方の特性に関わらず、まっすぐに届けてくれるイヤホンとは言えるよね。これが、本来のDenonの音というか。

八尋「しかも、ドライバー自体の品質も良いよ」

ーそもそもの音も、いいよね。PerLが10mmの低歪みダイナミックドライバー、Perl Proは10mmの超低歪み3レイヤー・チタニウム振動板・ダイナミックドライバーを搭載しているらしい。ドライバー経が大きめだから、歪みを抑えながらソースの音をピュアに鳴らしてくれていると思う。PerLは20-20kHz、PerL Proは20-40kHzで周波数特性も広いし。

八尋「面白いイヤホンだなー。次買うなら何にしようかと思ってたけど、自分の聞こえ方に、出力を合わせてくれるっていうのが本当に新鮮」

ーイヤホンを個人に合わせるというと、これまではカスタム・インイヤー・モニターのように、物理的に耳の形状に合わせることが想像されたよね。でも八尋くんの言う通りで、出力する音そのものを、個人の聞こえ方に合わせるっていうのが本当に斬新なところだよね。

八尋「とりあえず、イヤホンとか好きな人には一回は聞いてほしい」

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