ヤフーは8月31日、同社の乗換検索アプリ「Yahoo!乗換案内」(iOS版)にて、「路線図」を「公共交通マップ」としてリニューアルし、全国で運行しているおよそ700路線を走る列車の動きを、列車のアイコンで地図上から確認できる「トレインキャスト」機能を新たに提供することを発表した。
Yahoo!乗換案内は2008年10月にサービスを開始し、今年で15周年を迎える。今回、15周年を記念して、秋の行楽シーズンで旅行を予定している人や鉄道ファン、列車に興味を持つ子どもなどに向けて、“動く電車図鑑”としても楽しめる機能としてトレインキャストを提供する。
公共交通マップは、地下鉄以外のJRや私鉄、新幹線を路線カラーで色分けし、駅名の表示サイズを大きくしたことに加え、バス停名とバス会社名も地図上に表示することで、より見やすく使いやすいデザインにしている。
トレインキャストは、全国の新幹線や有料列車、普通列車などの列車の動きを公共交通マップ上で可視化する。時刻表に基づいて、1日およそ10万を超える列車の動きを表示し、各列車のアイコンが実際の走行経路通りに地図上で動く。
気になる列車のアイコンをタップすると、列車名や始点と終点の発着時間などの詳細情報が確認できるほか、気になる列車を追いかける機能、SNSでのシェア機能、表示する列車を選択できるフィルター機能などもある。
列車の動きが地図上で確認できるため、いつも利用している列車を眺めてみたり、乗ってみたい列車を眺めて移動を想像してみたり、次に来る列車を確認するなど、利用シーンや目的に応じてさまざまな使い方ができる。また、新幹線と有料列車のアイコンは、実際の列車に即したデザインとなっているため、個性豊かな列車のビジュアルも楽しめる。