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G-Master Hydro Z790 Mini/D4をレビュー

120mmラジエーターでも大丈夫? 13700K&RTX 4070 Tiのデュアル水冷ゲーミングPCで検証

2023年09月01日 10時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトライッペイ/ASCII

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120mmラジエーターでも大丈夫? 13700K&RTX 4070 Tiのデュアル水冷ゲーミングPCで検証

 サイコムの「G-Master Hydro Z790 Mini/D4」は、コンパクトなミニタワーPCケースに2つの水冷クーラーを搭載した、意欲的なゲーミングPCだ。

 一般的に、水冷は空冷と比べて低騒音で冷却性能に秀でている。しかし、これはあくまで大きなラジエーターを用い、大きなファンを低回転させて冷却しているからだ。ゆえに、ラジエーターが小さくなれば、当然そのぶん冷却力は低くなってしまう。

 G-Master Hydro Z790 Mini/D4はCPUもビデオカードも水冷だが、どちらもラジエーターサイズが120mmと小さい。今回試用した機材はCPUがCore i7-13700K、GPUがGeForce RTX 4070 Tiとアッパーミドルな構成のため、高負荷時はかなりの発熱量が懸念される。

120mmラジエーターでも大丈夫? 13700K&RTX 4070 Tiのデュアル水冷ゲーミングPCで検証

ラジエーターはどちらも120mmと小型

120mmラジエーターでも大丈夫? 13700K&RTX 4070 Tiのデュアル水冷ゲーミングPCで検証

CPUもGPUもハイグレードなので発熱が心配

 とはいえ、前回のレビューでも伝えたが、本機は整然としたケーブルレイアウトや適切なファン配置で、エアフローはしっかりしている印象だ。そこで、今回は定番のベンチマークソフトを使って、実際に負荷をかけて、その冷却能力が十分かどうかを検証してみた。

120mmラジエーターでも大丈夫? 13700K&RTX 4070 Tiのデュアル水冷ゲーミングPCで検証

サイコムのデュアル水冷ゲーミングPC「G-Master Hydro Z790 Mini/D4」。標準構成の直販価格は38万6000円~(配送料込み)

G-Master Hydro Z790 Mini/D4
標準構成の主なスペック 試用機の主なスペック
CPU インテル「Core i7-13700K」(16コア/24スレッド、最大5.4GHz)
CPU
クーラー
Asetek「650LS RGB」(簡易水冷、120mmラジエーター)+Noctua「NF-F12 PWM」(120mmファン)
マザー
ボード
ASRock「Z790M PG Lightning/D4」(インテルZ790、Micro-ATX)
メモリー 8GB×2、DDR4-3200<メジャーチップ・8層基板>
ストレージ Crucial「P5 Plus CT500P5PSSD8」(500GB M.2 SSD、PCIe 4.0)
ビデオ
カード
GeForce RTX 4070 Ti(12GB GDDR6X)+Asetek「740GN」(簡易水冷、120mmラジエーター)+Fractal Design「Dynamic X2 GP-12」(120mmファン)<サイコムオリジナル水冷仕様>
電源
ユニット
SilverStone 「SST-DA750-G」(750W、80 PLUS GOLD)
PCケース Fractal Design「Define 7 Mini Black TG Light Tint」(Micro-ATX、ミニタワー)
PCケース
オプション
ARGB発光システム(LEDストリップ1本)
OS Microsoft「Windows 10 Home 64bit」
直販価格 38万6000円~ 38万6000円

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