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FIXER Tech Blog - AI/Machine Learning

「ChatGPTの次の次の未来」とは? 日本MS西脇さん×FIXER 松岡社長トークレポート

2023年08月23日 10時00分更新

文● 富永/FIXER

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 本記事はFIXERが提供する「cloud.config Tech Blog」に掲載された「「ここでしか聞けない!ChatGPTの次の次の未来」トークセッション参加レポート」を再編集したものです。

 7月のイベントに参加してきました(*'▽')※メタバース上での参加です。

 東京は名古屋より暑い気がしているのは私だけですか?

 実は、前回のイベントの帰りにせっかく東京きたし、観光しようかなと思ったのですが、暑すぎて何もせず名古屋にかえってしまいました。。。

 屋内でも熱中症になることがあるそう💦こまめな水分補給、塩分補給をしましょうー!梅干しは熱中症対策に効果的らしい…

 さて本題にいきます(^^♪

 IT伝道師である日本マイクロソフト エバンジェリストの西脇さんと、FIXER代表の松岡が「ChatGPTの次の次の未来」について語るトークセッションが、7月30日にFIXER東京本社で開催されました。今回はイベントのお話をブログでまとめました。

 今回は3つのトークテーマが設定されていました!

1.「ChatGPTの次の次の未来」

2.FIXERが生み出す生成AI

3.AI最前線のキャリア形成

 今回のゲストの西脇さんについて簡単に紹介していきます!

日本マイクロソフト エバンジェリスト西脇さん ってどんなひと?

 西脇さんは日本マイクロソフトの業務執行役員で、分かりやすく商品やサービスを紹介するエバンジェリストとして活動されています。

 またコミュニケーションやデモンストレーションといった分野での講演や執筆活動も行われています。

 製造業・金融業・官公庁・教育機関などのプレゼン講座をされているそうです。

 2013年には日経BP社から「世界を元気にする100人」に選出されたこともあるエネルギッシュな方です。

 東京FMエバンジェリストスクールでは乃木坂46と共に3年間パーソナリティを務め、現在は「ラブライブ!」の声優さんとパーソナリティを務められています。

 ちなみに松岡社長は西脇さんのことを、「IT業界のシルクドソレイユを一人でやっている人」と例えられていました。

1つ目のトークテーマ⸜( ‘ ᵕ ‘ )⸝

ChatGPTの次の次の未来

 西脇さんの想像する未来は、AIがすべてをコーディネートできるようになるそうです。今AIができるのは人が投げたプロンプトを生成するということ。

 今後のAI技術の発展に伴い、今後のビジネスやエンターテインメント業界でAIが果たす役割が大きくなっていく...?

 例えば、映像制作においてAIが台本を作成するプロンプトを投げることができるようになると、人間が行う台本作成作業を大幅に削減することができ、映像制作のスピードが飛躍的に向上するのでは?と西脇さんは考えられてるそうです!

 私もAIがコーディネートすることで、より高度かつクオリティーの高い映像作品が生み出されることが期待できるので。

 AIが映像制作に参加することで、人間が時間をかけなければならなかった作業を短縮できる+より創造的なアイデアの実現が可能になりそうだなと感じました。

 AI技術は今後、ビジネスやエンターテインメント業界において、大きな変革をもたらすことまちがいなさそうですね!

2つ目のトークテーマ⸜( ‘ ᵕ ‘ )⸝

FIXERが生み出す生成AI

 行政で初めてChatGPTを使ったのは横須賀市といわれていますが、FIXERでは2019年12月、当時の三重県知事、鈴木英敬さんから企業誘致をいただいて三重県庁に生成AIのシステムを納品していました。

 当時のAzureが呼び出せるコグニティブサービスをフル活用、頑張って作ったものが三重県の答弁作成支援サービス「AK君」でした。

 AK君という名前は知事が希望されたそうです(^^♪知事がAK君答えてて言っているのを想像するとほっこりしますね。

 AK君は、県議会で話している動画の内容を学習させ要約。誰がどんなどんなことを話していたか?知事が話したことだけをまとめる、といった働きをしていたそう。

 また、学習機能を使い日語の学習をし、当時の答弁の中でのキーワードで「新政みえ」というワードをちゃんと生成できるようになりました。

 学習前は「しんみえ」と生成してしまっていましたが、コグニティブサービスの辞書に学習させて、認識できるようになりました。

 行政で使って情報漏洩の心配はないの?そんな皆さんが心配する情報漏洩について松岡社長が説明してくださいました!

生成AIを使うときの懸念

 便利で仕事も早いAIは学習機能が原因で秘密情報を漏らしてしまうことがあります。FIXERの新人研修内にてとあるチームが、実際に以下の条件で検証を行いました。

太文字が機密情報です。

検証用データ(架空の企業)
企業名:株式会社コロッケピラミッド
設立:2001年
資本金:1億円
上場市場名:プライム市場
住所: 愛知県
従業員:700人
平均年齢:34.6歳
企業理念:世界一のコロッケ作り
主な事業:コロッケを作る
今後の方針(機密情報):株式会社NINJINの販売しているニンジンを使ったコロッケを共同開発中
今後の方針(機密情報):1年後にECサイトを立ち上げる計画がある
今後の方針(機密情報):2ヶ月後にバフパンを販売する予定
バフパン(機密情報):表面にバターを使った太いパン

 2ヶ月後に表面にバターを塗った太いパンこと、「バフパン」を販売するために販売戦略をChatGPTに質問していました。

 しかし、外部GPTのアウトプットにバフパンが含まれているかつ類似内容が含まれた結果が生成され、情報漏洩が確認されました。

 このように情報漏洩などの課題がある生成AIシステムですが、業務効率を上げるためには必要不可欠な存在となっています。

 業務で利用できる安全なAIサービスが欲しいな~。そんな課題を解決すべく開発されたのが、FIXERが開発・提供しているサービスのGaiXerでした!

 GaiXerは情報漏洩の問題を解決、提供された情報を学習に使用しないことを明示しています。

 情報漏洩の心配がないGaiXerは安心して利用できるサービスとなっています。

 GaiXerが気になった方はこちらのリンクからGaiXerの詳細をチェックしてみてくださいね(^^♪

https://www.gaixer.com/ja-jp/

3つ目のトークテーマ⸜( ‘ ᵕ ‘ )⸝

AI最前線のキャリア形成

 AIの活用で事務職は奪われていくがエンジニアが足りなくなるといわれています。

 今後自分の仕事がなくなってしまうのかなともっている方もいると思います。

 しかし実際IT業界もAIもプログラムは結構できているものの、人間らしい判断ができなかったり、まだまだ。

 松岡社長は使ってもらうためには文系の人が必要になる。と、話されていました。

 AIが生成したものを、サービスとして提供するためには、文章がちゃんと構成されているのかを確認する人が、必要になります。

 AIの作成した文章は堅苦しくなってしまったり、どのような言い回しで回答したらいいのかわかっていなかったり、表現の仕方や思いやり、優しさ、おもてなしの心がないので、まだまだ人間が吹き込まないといけないです。

 その為、徐々にIT業界で求められる人材が変わってくるのではないかと、西脇さんも松岡社長も考えているそうです。

 哲学を学習されている人はAIがまだ学習できていない内容を学習させるためにすごく必要な人材だそうです。

 法学部の人も生成AIに法律を学習させることによってリーガルチェックの必要はなくなってしまうけど。

 人間的な解釈をするために今後FIXERではもちろん、今後IT業界やAI技術を扱う会社で必要になる人材とお話しされていました。

 法律も!? と思った方もいらっしゃると思います。私も思いました(^^♪でも、IT業界とAI業界の最先端にいる2人がお話しされているから、そう遠くない未来なのかもと思いました(^^♪

 つまり、人の心を動かすようなもの(抽象的だけど)をプラスできる人が、今後必要な人材になってくるということですね(*'▽')

 西脇さんは、「使う側ではなく作る側になりたい。ブームも、社会も作る側に。使う側では、スマートフォンならアプリを起動するだけ。アプリを次はつくってみたいな」というように、自分が作る側に回れたらいいなと思うそう。使う側になると、お金も消費するから稼げないし作る側になりたい。とのことでした。

 キャリア形成の幅も今後広くなっていくこと間違いなさそうですね!!!

✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*今回のまとめ✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*

 私はAIによって業務が効率化されることで、より高度な業務に集中することができますが、コミュニケーション能力や、人間性がより求められる時代が来るのではないかと思いました。AI技術の進化によって効率よくできること、新しく生み出せるものが増え新しいビジネスモデルが、今後生み出されていくのではないかと感じました!(*ˊᵕˋ*)੭ ੈ❤︎

 富永/FIXER

名古屋市在住・お酒・麻雀・猫が好きです

[転載元]
 「ここでしか聞けない!ChatGPTの次の次の未来」トークセッション参加レポート

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