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情家みえ「エトレーヌ」が初SACD化、潮晴男 & 麻倉怜士のUAレコード

2023年08月06日 07時00分更新

文● ASCII

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 ウルトラアートレコードは、ジャズシンガー情家みえ氏初のSACD『エトレーヌ』を8月10日に発売する。価格は4400円。すでに予約受付中。Amazonやレコード店などで購入できる。

 最速の76センチ/秒、最大の2インチ、24トラック収録の超高音質アナログマスターを用いた高音質SACD。ウルトラアートレコードはオーディオ評論家の潮晴男氏、麻倉怜士氏によるレコードレーベルで、両氏は本作のプロデューサーも務めている。

 SACD盤自体はデジタル媒体だが、録音から制作の過程で一貫してアナログプロセスを採用しているのが面白い。現代で考え得る最高の環境と機材で録音。アナログ録音でなければ味わえない品格、麗しさ、しなやかな弾力感を楽しめるとしている。

 手直し編集なしの「ワンテイク録音」、生成りの素直な音を得るためコンプレッションなどに頼らずにピュアにハイレゾ録音などレーベルのコンセプトを踏襲。レコーダーは「STUDER A-800」を使用。リリースによると「2チャンネルにミックスダウンされた音は生々しく、鮮明で突きぬけ感があり、同時にアナログならではの包容感、高い温度感を持ちます。ヴォーカルは輪郭が明確でボディは太く、かつ緻密です。アナログ的な音の濃厚さと階調感、ヴォーカルの持つ芳しい香りが、心に染み入ります」とのこと。

 なお、今回のアルバムは先行するCDやレコードに続く新しいバリエーション。セッションは2017年8月に東京・代々木スタジオで実施。その際は、192kHz/32bitのデジタル録音も同時に進めており、そちらは2018年に発売したUHQCDやe-onkyo musicでのハイレゾ配信なども実施している。なお、2019年には上述したアナログマスターをDSD11.2MHz/PCM384kHz/24bit化して配信。アナログレコード盤も販売している。さらに2020年には曲を絞り、78回転LPレコード化もしている。

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