ヤフーとポケモンは7月25日、消費者が安全安心にトレーディングカードの取引ができる社会の実現を目指し、相互に協力をして対策を実施することについての覚書を7月20日に締結したことを発表した。
今回、Yahoo! JAPANが独自で対応している取り組みにくわえて、この覚書に基づき、「ヤフオク!」および「PayPayフリマ」において、安全安心にトレーディングカードの取引ができる環境の実現を目指し、両社で継続的に協議・連携のうえ対策を実施する。
本提携に基づき、ポケモン側は、Yahoo! JAPANに対して、新商品の発売情報、商品情報などの情報を提供するほか、ポケモンの権利を侵害する出品などヤフオク!・PayPayフリマの利用規約等に違反する出品について通報する。
Yahoo! JAPAN側は、ポケモンからの情報提供に基づき、ヤフオク!・PayPayフリマのサイト等において利用規約等の遵守を注意喚起するほか、利用規約等に違反する出品の削除対応をする。
利用規約等に違反する出品の例として、「発売日前の出品など、商品の現物を手元に確保していない出品」「権利侵害品の出品」「内容が不明瞭な複数枚のトレーディングカードの出品」などを挙げている。
Yahoo! JAPANでは、これらの対策を講じながら、発売日前の商品がヤフオク!・PayPayフリマに出品されることの社会的な影響を調査し、発売日前の商品の出品を禁止にするなど、利用規約等の最適化を含むさらなる対策についても検討するとしている。