応接室の隣には広いサウナと最高な外気浴スペース、そしてフィンランド流のおもてなしの心があった
わたしを“社ウナ”に連れてって!《ヘルシンキ・WithSecure本社編》
2023年07月20日 11時00分更新
日本の日常にもっとサウナを浸透させたい
こんにちは、サウナ愛好家のアスキー編集部 大塚です。好きな水風呂の温度は15℃、好きな外気浴シーズンは春から初夏にかけてです。よろしくお願いします。

筆者近影。下は裸なので頭だけで失礼します
さて現在の日本は空前のサウナブームなわけですが、それでもまだサウナが「非日常」という位置付けにとどまっているのは否めない事実です。心と身体をリフレッシュしてくれるサウナは、もっと身近なものであってほしい。「日常の中にもっとサウナがあるべきだ!」――本当にそう思います。
日本でサウナをもっと日常的な存在にするにはどうすればいいのでしょうか。毎日せっせとサウナに通う? 自宅にサウナを設置する? なかなか難しいですね。そこで目を付けたのが会社です。多くの会社に社食(社員食堂)※注があるように、「社ウナ(会社のサウナ)」があっても良いのではないか。始業前に社ウナ、会議や商談に社ウナ、終業後に社ウナ。社ウナを通じてサウナをもっと日常的な存在にする。そういう道筋もあるのではないかと考えたわけです。
近年ではビジネスパーソンにサウナの効用を説く書籍も多数出版されていて、ビジネスとサウナの親和性は高いと思われます。社員の健康維持やマインドフルネスの向上、社内外のコミュニケーション活性化を目的として、日本企業でもうっかり“社ウナブーム”が起きたりしないものか……。ひとまず弊社の社長におねだりしてみようか……(こっぴどく叱られそうだな……)。
フィンランドの会社には“社ウナ”があるらしいぞ、見に行こう
などと考えていたある日、「フィンランドの会社にはけっこう社ウナがあるらしいぞ」という情報を聞きつけました。なんと! さすがサウナの本場、国民550万人に対して320万ものサウナがあると言われるサウナ天国。幸福度ナンバーワンだけでなく、社ウナでも先進国なんてステキすぎます。
これはぜひ実地で見学し、日本で紹介しなければ! そう意気込んだ筆者は、愛用のサウナハットと替えのパンツだけをカバンに入れ、空路フィンランドに飛んだのでした。
……というストーリーはかなり盛った話でして(すいません)、本当はセキュリティベンダーのWithSecureがヘルシンキで開催した年次イベント「SPHERE23」の取材におもむき、その際、WithSecure本社にある社ウナにご招待いただいたのでした(ありがとうございます)。
なお、サウナ活動の片手間にかたわらでSPHERE23のレポート記事も書いていますので、お時間があれば合わせてご覧ください。そちらは比較的マジメにやってます。
それでは、ヘルシンキ・WithSecure本社の社ウナレポートを続けましょう。
