MSX対応のFM音源カートリッジ「似非OPL3-RAM」が家電のケンちゃんにて取り扱い開始。技術系サークル「にがHP」による同人ハードウェアで、販売価格は1万4740円だ。
FM音源チップ「YMF289(OPL3-L)」を搭載したカートリッジで、2オペレータ最大18音または4オペレータ最大6音(ステレオ)の再生に対応している。VGMPlay MSXやMAmi-VSIFを使用し、VGMデータをリアル音源で再生可能だ。
また、似非RAM互換の128kBのSRAMが実装されており、海外有志が開発したBIOS-ROM(MSX-AUDIOと一部互換)をインストールしてOPL3をBASICプログラムで発音させることが可能。MSX本体や他の音源カートリッジの音声信号をミキシングして出力できる、ステレオミキサー機能も内蔵する。
対応機種はMSX/MSX2/MSX2+/MSXturboR。ただし本製品のオーディオ回路はMSXスロットの±12V電源を必要とするため、一部のMSX1(主にカシオ機)では発音できない場合があるとされている。