Twilioは7月3日、サードパーティークッキー廃止についての調査結果を発表した。
「消費者がデータをコントロールするとき:新しいデジタル時代に信頼を築き、成功する方法(When Consumers Control Data: How to Build Trust and Succeed in the New Digital Era)」ではオーストラリア、香港、インドネシア、日本、フィリピン、シンガポールの1月APACの上級から中級のマーケターおよび経営者600名(各国100名)を対象に調査を実施。また、「アジア太平洋地域における消費者データの変革(The Consumer Data Revolution in Asia Pacific)」では、オーストラリア、香港、インドネシア、日本、フィリピン、シンガポールの1500名の消費者を対象に調査。
調査によると、90%(日本:85%)のマーケターが、サードパーティークッキーの廃止により、顧客が直接かつ自発的に共有するデータであるゼロパーティーデータの利用が増加し、マーケターにとってより価値の高いデータになる可能性があることに同意。さらに92%(日本:89%)は、サードパーティークッキーの廃止が、長期的には消費者の広告に対する信頼を強化することにつながると考えているという。
また、42%(日本:38%)の消費者が大規模なデータ漏えいを経験したブランドとデータを共有することに抵抗を感じており、84%(日本:77%)の組織が消費者のデータプライバシーを擁護し、サードパーティークッキーの廃止を歓迎していることが分かったという。
そのほか、APACの消費者の60%(日本:56%)は、ブランドに対する信頼を高めるために自分のデータがどのように使われるかについて、明確で理解しやすい情報を期待しており、消費者は良い体験を提供するブランド(57%、日本:50%)や、ポリシーについて正直で透明性のあるブランド(57%、日本:44%)とデータを共有することをより強く望んでいるとのこと。
調査の詳細はこちら(英語)を参照。