JASRAC(日本音楽著作権協会)は7月6日、利用許諾契約を締結しているサービスの一覧を更新。メタのTwitter競合SNSサービス「Threads」を追加した。
JASRACが利用許諾契約を締結している動画等サービスの一覧に、Meta(@Meta) が運営する #Threads (スレッズ)を追加しました。
— JASRAC(公式) (@JASRAC_1939) July 6, 2023
InstagramやFacebookと同様にJASRACの管理楽曲をご利用いただけます。https://t.co/hdNmd9HzKW
今回、メタとJASRACが結んだ契約は、Threads上でJASRAC管理楽曲を使用する際、使用者に本来求められるJASRACへの利用許諾申請手続きを省略できるというもの。同様の契約はメタだけでなく「YouTube」や「ニコニコ動画」など複数のサービスが締結している一方、Threadsのライバルと目される「Twitter」は未締結だ。
なお、利用許諾契約を結んだサービスでも、全ての楽曲の使用が無制限に許可されているわけではない。
例えば、好きなミュージシャンの曲の動画を個人がアップロードする場合、自力で演奏する様子を収めた動画は問題ないが、市販のCD音源を使ったDJ動画では、著作権とは別に、レコード会社等から著作隣接権(音源製作者やアーティストの権利)の許諾を受けることが必要だ。
そのほか、動画の内容や目的、配信方法(ライブ配信時のアーカイブの有無等)によっては、追加の手続きを求められる場合もある。
Threadsはメタが7月6日に開始したSNSサービス。同日現在、3000万以上のユーザーを抱えており、Twitterの対抗馬として注目されている。