西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)は6月27日、同社が運用する非接触型のICカード乗車券「ICOCA」がアップルのモバイル決済サービス「Apple Pay」に対応したことを発表した。
これによりiPhoneやApple Watchのウォレットアプリで新規発行、または利用中のカードを追加(移行)することで、ICOCAを使って電車やバスに乗車したり買い物の支払いが可能になる。
また、利用するICOCAをエクスプレスカード設定しておけば、デバイスのロックを解除することなく利用できるほか、iPhone XS以降を利用の場合は、iPhoneの充電が必要な状況になっても最大5時間まで利用可能になる。
対応端末はiOS 16.0以降がインストールされたiPhone8以降、またはwatch OS 8.7.1以降がインストールされたApple Watch Series3以降。
利用に応じてWESTERポイントがたまる
チャージや定期券はApple PayやICOCAアプリに設定したクレジットカードで購入できる。また、J-WESTカードで支払うとWESTERポイントが最大3%(ゴールドカードの場合。一般のカードは最大1.5%)たまる。
なお、Apple PayでICOCAを利用しても、その履歴をアップルが取得することはない。また、iPhoneやApple Watchを紛失した際、「探す」アプリを使って遠隔でロックをかけたりデバイスを見つけることも可能だ。
ウォレットアプリへの追加方法
ウォレットアプリにICOCAを追加するには、iPhoneのウォレットアプリで追加ボタン(+)、「交通系ICカード」の順にタップし「ICOCA」を選択、以後は画面の案内に従って操作すればよい。
さらに、ICOCAアプリをダウンロードしてWESTER会員登録することで、様々なサービスを利用できる。
ただし、一部移行できないICOCAカードがあるので注意。もし持っていなくても、ウォレットアプリやICOCAアプリからICOCAを新規発行することが可能だ。