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Core i9-13900K&RTX 4090を組み込んでみた

デカすぎる!重さ20kgのモンスターケース、ROG Hyperionで超ハイエンド自作

2023年07月01日 10時00分更新

文● ジサトラユージ 編集● ASCII

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 ASUSのROGといえば、ゲーミング向けのハイエンドな製品を幅広く展開しているブランドだ。そんなROGから、3月24日に新PCケース「ROG Hyperion GR701」(以下、Hyperion)が発売された。

 Hyperionは、E-ATXの大型マザーボードにも対応できるフルタワーPCケースだ。その大きさは約268(W)×659(D)×639(H)mm、重さが約20.8kgという超ド級の大型ケースで、ハイエンド向け構成に求められる要素をこれでもかと詰め込んだモデルとなっている。

ASUSの新しいフルタワーケース、Hyperion。20kg超えの超大物だ

 近年はビデオカードも大型化してきているが、本ケースなら460mmまでのカードに対応可能。フロントとトップに420mmまでのラジエーターを搭載でき、CPUやGPUに簡易水冷クーラーを採用した場合にも最大限の冷却効果を発揮できる。

 本体はサイドパネルが完全な密閉型ではなく、やや隙間の空いたセミオープンフレームの設計になっている。標準で140mmファンをフロントに3基、リアに1基搭載しており、冷却面でも不安はない。

 今回は、そんなHyperionで実際にPCを組んでみて、パーツの取り付け工程や、冷却面でのパフォーマンスなどをチェックしてみたい。

Hyperionに似合うハイエンドパーツを用意

 Hyperionはハイエンド向けのPCケースということで、パーツ構成もハイエンドなものを用意した。まず、マザーボードにはE-ATXの「ROG MAXIMUS Z790 EXTREME」、ビデオカードは「ROG Strix GeForce RTX 4090 OC Edition 24GB GDDR6X」とかなり大型のものを揃えている。

 CPUクーラーには「ROG RYUJIN III 360」、電源ユニットは1200Wの「ROG-THOR-1200P2-GAMING」を準備した。そのほかの主な構成は表の通りだ。

マザーボードはハイエンド向けのE-ATXモデル、ROG MAXIMUS Z790 EXTREME。24+1基のパワーステージを備え、オーバークロックも想定したハイエンドクラスの製品となる。I/Oパネル部分に搭載されたLEDディスプレー「ANIME MATRIX」など見た目にも特徴が多い

GeForce RTX 4090を搭載する3.5スロットの大型ビデオカード、ROG Strix GeForce RTX 4090 OC Edition 24GB GDDR6Xを採用。しかし、このカードでも長さは357.6mm程度なので、Hyperionにはまだ余裕がある

CPUクーラーは360mmのラジエーターを搭載したハイエンドモデル、ROG RYUJIN III 360。ウォーターブロック部分の液晶や、高性能なNoctua製ファンを搭載していることなどが特長

電源ユニットは80PLUS PLATINUM認証の1200Wモデル、ROG-THOR-1200P2-GAMING。側面にOLEDディスプレーを搭載し、リアルタイムの消費電力を表示できる

検証環境
CPU インテル「Core i9-13900K」
(24コア/32スレッド、最大5.8GHz)
CPUクーラー ASUS「ROG RYUJIN III 360」
(簡易水冷、360mmラジエーター)
マザーボード ASUS「ROG MAXIMUS Z790 EXTREME」
(インテル Z790、E-ATX)
メモリー Corsair 「VENGEANCE CMK32GX5M2B5600C36」
(16GB×2、DDR5-5600)
ビデオカード ASUS「ROG Strix GeForce RTX 4090 OC Edition 24GB GDDR6X」
(GeForce RTX 4090、GDDR6X 24GB)
ストレージ ソリダイム「P44 Pro」
(1TB M.2 SSD、PCIe 4.0)
電源ユニット ASUS「ROG-THOR-1200P2-GAMING」
(1200W、80PLUS PLATINUM)
PCケース ASUS「ROG Hyperion GR701」
(E-ATX、フルタワー)
OS Microsoft「Windows 11 Pro」(22H2)

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