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PC-98のFM音源を高音質化できる!? 上級者向けの音源チップ変換基板が入荷

2023年06月17日 10時00分更新

文● 鈴鹿 廻 編集● ASCII

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 PC-9800シリーズの音源をアップグレードできる変換基板「YM2203→YM288-M変換基板(OFGPCB001)」が家電のケンちゃんで販売中。サークルおふがお研究所による同人ハードウェアで、価格は800円だ。

PC-9800シリーズの音源を86FM音源へアップグレードできる変換基板。使いこなせる人は限られるが、ショップによれば売れ行きは好調とのこと

 PC-9800シリーズに実装されているFM音源チップの「YM2203」を「YMF288-M」に換装するための変換基板。PC-9800シリーズの26音源を86FM音源へアップグレードするためのもので、クロックオシレーターとDACも同一基板内に実装してしまえる。

 高価なFM音源ボードを使わずに音源をアップグレードできるほか、Cバスを音源ボード以外の用途に活用可能な点が大きなメリット。ちなみに製品は基板のみのため、FM音源チップやコンデンサー、オシレーター、オペアンプなどは別途調達する必要がある。

各種部品は自分で調達する必要があるが、FM音源チップのみやや入手性に難あり。さらに組み込みの際も周辺回路の解析・改造が必要になるなど、上級者向けのタフな改造パーツだ

 なお、実際に使用するためには、基板に部品をはんだ作業で実装する以外にも、A1信号の調達、アドレス範囲拡張、アナログ回路改造といった周辺回路の改造が必要。十分な知識や技術のある上級者向けの改造パーツであることは覚えておこう。

 

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