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G-Master Luminous RGB Z790/D4をレビュー

普通のPCじゃ物足りない、なら電源延長ケーブルまで光る超ライトアップPCはいかがか

2023年06月09日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトライッペイ/ASCII

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ライトアップPC最大の難関は配線作業

 本機のような構成だと、発光PCパーツすべてにLED制御用のケーブルを接続しなければならないため、どうしても配線が多くなる。このケーブルの取り回しが非常に難しく、裏配線だと短くて届かなかったり、逆に長すぎてケーブルが余ってしまう……なんてことはしょっちゅうだ。結果、ケーブルがぐちゃぐちゃになってしまう。

 実際、G-Master Luminous RGB Z790/D4の裏側を開けてみると、さすがにケーブルの量が多く、かなり苦労した跡が見られた。しかし、よく見てみると要所要所でケーブルが束ねられ、どのケーブルがどこにつながっているのかはわかりやすい。このあたりはケーブル配線の鬼である、サイコムらしい仕事だ。

ケーブルは要所ごとにまとめられているので、あとからストレージを追加したいといった場合でも、迷わず正しいケーブルを選択できるだろう。また、こちらは試用機材のため、おそらくだが製品版ではもう少し整頓されている可能性が高い

なにかと話題のRTX 40シリーズで本格導入が始まった12VHPWRの16ピンも、純正変換ケーブルではなく電源延長ケーブルを使うことで無理なくすっきり接続できている

 Aura Syncで制御するにはマザーボード上の専用ピンヘッダーを使うことになるが、そのままでは数が足りない……というところも悩みの種。これを解決するため、分岐ケーブルやコントローラーも追加している。

 2本の光る電源延長ケーブルは別売コントローラーの「STRIMER L-Connect 3」で管理。このコントローラーを使えば、ゆっくりと流れるような色の変化や、ストライプ数本ごとに色を変えるストライプといった光らせ方が簡単にできるようになる。

上がLian Liのコントーラー、STRIMER L-Connect 3。下はInWinのアドレサブルRGBファン用のコントローラーだ

RGB LEDのピンは細く、分岐も複雑になる。無駄なく配線するとなるとかなり苦労する部分だろう

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