第255回 SORACOM公式ブログ

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大規模事業から研究的PoCまで二人三脚でサポート|Fusic【SORACOM Discovery 2023】

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 本記事はソラコムが提供する「SORACOM公式ブログ」に掲載された「大規模事業から研究的PoCまで二人三脚でサポート|Fusic【SORACOM Discovery 2023】」を再編集したものです。

2023年7月5、6日の2日間にわたって開催する日本最大級のIoTカンファレンスSORACOM Discovery 2023。展示ブースには、IoTプロジェクトをサポートする30以上の企業がブース出展します。なかでも、豊富な実績をもつ企業をご紹介していきます。今回フォーカスするのは、株式会社Fusicです。

Fusicは、製造、インフラ、教育から公共機関まで業種業界を問わずIoTプロジェクト、機械学習・AI、クラウド、アプリケーション開発をオーダーメイドで提供しています。製造業のDXでは必要なデバイスを含めた一気通貫のソリューションを提案したり、その他の業界でもWebアプリだけを開発してほしいといったニーズに応えたりと、柔軟にサポートしてくれます。

導入実績

Fusicが支援したプロジェクトをいくつかご紹介します。

株式会社教習所サポート/ミナミホールディングス株式会社では、指定自動車教習所で運用可能なオンライン学科配信システム「ドンドラONLINE」を開発しました。2020年12月に指定自動車教習所において学科教習をオンラインで実施することが承認されたことを受け、同社が運営する自動車学校およびコンサルティングを請け負う全国の自動車学校にも導入可能なオンライン授業のSaaS開発を依頼され、全面的にサポートしました。

学科教習動画の配信や教習所業務の連携、さらに本人確認や不正受講チェックといったオンライン化に伴う課題に向けてプロトタイプを構築。利用デバイスを問わず視聴できるよう教習動画はブラウザで再生できるようにし、本人確認には顔認証機能を採用。サービス拡大を視野に、サーバーレスで受講確認のログや画像取得ができるようにしました。自社運営の自動車学校での試験導入、本運用を経て他校へも段階的に導入を拡大し、100校以上(2023年5月現在)が利用するトップシェアサービスに成長しました。

運用面では、学科教習に割いていた人員を技能教習に振り分けられたことで生徒数を増やすことができ、収益増にも寄与しました。

(画像引用:株式会社教習所サポート

西部ガスでは、節電を目的として国が推進している「デマンドレスポンス(DR)」の仕組みを、LINEを活用したキャンペーンとして導入しました。デマンドレスポンスとは、電力ひっ迫を回避するためにピーク時の電力使用を控えた事業者に対して報酬が支払われるというもの。

同社では、ピーク時をあらかじめ「節電タイム」として設定し、マイページおよび公式LINEアカウントに登録したユーザーにLINEで通知し節電を呼び掛けました。ユーザーの節電実績はスマートメーターから自動で連携され、実績に応じてポイントが付与されるほか、節電ボーナス設定日にはボタンをタップすれば節電ポイントが最大8倍アップする仕組みを取り入れ、節電効果を得ることができました。

本事例では、一連のDRのフローと必要な機能、節電訴求のためのインターフェースを設計し、電力使用量データの分析・計算処理、大量のLINEメッセージ処理のために、AWSサーバーレスサービスを駆使し安定的なサービスを低コストで提供しました。

(画像引用:西部ガス ※キャンペーンは終了しています)

Fusicの展示内容

SORACOM Discovery2023の展示ブースでは、新規事業に特化した受託開発の伴走支援「バディプラン」、IoTのPoC(Proof of Concept:概念実証)をパッケージ化した「IoT PoC Pack」を紹介いただく予定です。

「まだあいまいなアイディアレベルの構想を具体的な要件や設計に落とし込んでいき、プロトタイプから正式版の開発まで二人三脚で対応させていただきます」(Fusicプロダクト部門チームリーダー/コンサルタントの安河内舜氏)

Fusicは、創業20年超でJAXAや省庁などの大規模かつ公共性の高いプロジェクトを含む1000件以上の豊富な実績を誇ります。一方で、研究的なプロジェクトへのサポートにも注力しており、概念検証を小さく始めたいというニーズに対して「IoT PoC Pack」を提供しています。

「3カ月分のAWS費用込みで、データを取得するまでのシステム構築へのサポートはもちろん、データは貯まったけれど何に活用していいかわからないというケースもよくあるため、構築後の最終ゴールまでの設計もトータルでご提案できるのがこのパッケージです」(安河内氏)

Discoveryの展示ブースでは、合わせて多数の実績を展示していただく予定です。具体的な導入事例についてはぜひ、現地に足を運んでご確認ください!

対面でのコミュニケーションを大切に

お客様と直接顔を合わせたコミュニケーションを大切にしているというFusic。当日は、新規事業や営業の担当者に加え、エンジニアもブースで対応されます。

「実際に技術が語れる人間がいるので、具体的な話はもちろん、上流の抽象度の高い内容やビジネスについてなど、幅広くお話できるのを楽しみにしております。」

Fusicのサービスにご興味のある方は、ぜひ、7月6日のSORACOM Discovery2023の会場でお話を聞いてみてはいかがでしょうか。

▼お申し込みはこちら

SORACOM Discovery 2023

― ソラコム北川 (martha)

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