パナソニックは5月31日、Technics(テクニクス)ブランドのネットワークオーディオアンプ「SU-GX70」を6月下旬に発売すると発表した。価格は22万円。シルバーとブラックの2色展開。
特徴はステレオ再生に対応したHi-Fi製品でありながら、HDMI端子を持つ点。オーディオだけでなく、テレビ番組やストリーミング配信された映画など映像の音声の高音質化も狙える製品だ。
また、Hi-Fi機器としてみた場合、「JENO Engine」をはじめとしたテクニクス独自開発のフルデジタル高音質技術を搭載。また、上位モデルで培った低ノイズ電源回路やフォノイコライザー回路の高音質化技術も採用。電源はプリアンプ用とパワーアンプ用に分けた「Twin Power Supply Circuit System」。パワーアンプ専用電源は低ノイズ・ハイパワー仕様。アナログ入力はディスクリート構成。上位モデルの「SU-R1000」から継承した高音質パーツも要所要所に採用している。
各種オーディオコンポーネントの接続も可能で、ネットワーク接続からレコードのアナログ再生など、デジタル/アナログを問わず様々な機器から受けた信号の高音質な再生が可能となっている。入力端子はデジタル5系統(USB A、USB B、HDMI、同軸デジタル、光デジタル)、アナログ3系統。ヘッドホン端子、FMチューナー、プリアウト出力端子も持つ。テクニクス独自の高音質化技術はHDMI(ARC)にも適用され、HDMI伝送時の負荷を下げ、ジッターによる音質劣化を低減できるという。ワイヤレス再生時はWi-Fi(IEEE 802.1ax対応)とBluetooth 5.1接続が選べ、Amazon Music、Spotify、Deezerといった音楽ストリーミングサービスにも対応。AirPlay 2などスマホとの連携機能も用意している。また、スピーカーの設置場所に合わせて最適な音質に調整できる「Space Tune」にも対応する。
本体は幅430×奥行き368×高さ98mmの薄型設計、重量は約6.6kg。アンプ出力は40W+40W(8Ω)、80W+80W(4Ω)。入力は最大384kHz/32bitのPCM、最大11.2MHzのDSDに対応する(USB B接続時、ネットワーク再生とUSB Aでは24bitまで)。