デル・テクノロジーズ株式会社
エッジ ポートフォリオの強化により、エッジ インフラストラクチャーの、より容易な展開と安全性の確保、運用の向上、ネットワーク パフォーマンスの強化を実現
当資料は、2023年5月23日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳版です。
米国リリース原文:https://www.dell.com/en-us/dt/corporate/newsroom/announcements/detailpage.press-releases~usa~2023~05~dell-nativeedge-software-transforms-edge-operations.htm#/filter-on/Country:en-us
ニュースの概要
・エッジ インフラストラクチャーとアプリケーション展開の安全性を確保しながら、「Dell NativeEdge」ソフトウェア プラットフォームが、簡素化と自動化を実現
・お客様は3年間で最大130%のROIを実現可能 - 展開期間を大幅に短縮し、エッジ運用コストを大幅に削減(*1)
・「Dell Validated Design for Retail Edge」が、インテリジェントな倉庫自動化を実現 - inVia Roboticsで従業員の生産性向上と顧客からの注文処理の高速化を実現
・「Dell Private Wireless Program」を拡張 - すべてのエッジ ロケーションにわたるセキュアなエンタープライズ規模の接続性を強化
・「Enterprise SONiC Distribution by Dell Technologies」が、エッジ、データセンター、パブリック クラウドにわたるネットワーク ファブリックの構築とパフォーマンスの管理を簡素化
・「Dell ProDeploy Flex」サービスが、エッジ ソリューションの展開スピードをさらに高速化
2023年5月23日、米ネバダ州ラスベガス『Dell Technologies World』発:
デル・テクノロジーズは、お客様による安全なエッジ展開の簡素化と最適化のためのエッジ運用ソフトウェア プラットフォーム「Dell NativeEdge」を発表しました。お客様は、このプラットフォームにより、エッジからコア データセンター、複数のクラウドまで、数千のデバイスや場所を網羅したエッジ運用環境の合理化が可能になります。
Project Frontier(https://www.dell.com/ja-jp/dt/corporate/newsroom/announcements/detailpage.press-releases~japan~2022~10~20221020-1.htm#/filter-on/Country:ja-jp )の約束を実現する「NativeEdge」は、業界唯一のエッジ運用ソフトウェア プラットフォーム(*2)で、大規模環境でのデバイスのセキュアなオンボーディング、リモート管理、マルチクラウド アプリケーションのオーケストレーションを実現します。デル・テクノロジーズのエンド ツー エンドのポートフォリオ全体にわたり、多様なハードウェアと統合し、ゼロタッチの展開とオープンなシステム設計により、あらゆるエンタープライズ エッジのユースケースに対応できるプラットフォームとして設計されています。デル・テクノロジーズのエンド ツー エンドのポートフォリオに含まれるさまざまなハードウェアと統合することで、ゼロタッチの導入とオープンなシステム設計により、あらゆる企業のエッジ ユースケースに対応できるように設計されています。また、ゼロトラスト機能が組み込まれており、お客様のエッジ資産全体にわたり、アプリケーションとインフラストラクチャーを保護することで、セキュリティー リスクも軽減します。
「Dell NativeEdge」が、展開に要する期間の短縮とコストの削減を実現
例えば大手メーカーの場合、さまざまな場所に展開している多数の工場で、パッケージングと出荷プロセスを自動化するニーズがあります。そのためには、IoTやストリーミング データ、マシン ビジョンなど、複数のテクノロジーを連携させなければなりません。しかし、これには、複数の場所で複数のソフトウェア アプリケーションを実行する専用デバイスが必要です。これらのアプリケーションを実行するインフラストラクチャーのテストと展開には、数カ月の期間を要します。このような場合も、「NativeEdge」を導入することで、これまでに投資してきたテクノロジーを統合し、エッジ資産とアプリケーションの展開に要する期間を従来の数カ月から数週間レベルへと、大幅に短縮できます。このプラットフォームは、自動化によってエッジ運用を合理化し、メーカーは、中央からすべてのサイトに、新しいアプリケーションを迅速かつ安全にロールアウトすることが可能になります。
デル・テクノロジーズは、約100社の大企業のお客様を対象に調査を実施し(*1)、平均で25の施設を有する一般的な製造企業に対して、「NativeEdge」展開環境における潜在的な経済効果を検証しました。その結果、エッジ資産の75%を管理する製造企業は、「NativeEdge」への投資から3年で、以下を達成できることが明らかになりました。
・「NativeEdge」のROIは、最大130%
・管理対象の各エッジ インフラストラクチャー資産について、デバイスのオンボーディングに要する時間を最大20分短縮し、エンタープライズ リスクを大幅に軽減することで、コスト削減を実現
・ゼロタッチ プロビジョニングにより、エッジ資産の展開に要する時間を短縮し、エッジ運用コストを削減
・オンサイト サポートのための派遣の必要性を減らすことで、交通費・輸送費を削減。移動時間も削減し、CO2排出量も最大14トン削減
さまざまな業界のお客様が、「NativeEdge」によって、これらと同様の導入効果とメリットを実現することができます。
新しい小売エッジ ソリューションが、小売店舗と倉庫での業務を簡素化
デル・テクノロジーズは、インテリジェントな自動化ソリューションのinVia Roboticsを搭載した新しい「Dell Validated Design for Retail Edge」によって、小売向けのエッジ ソリューションを拡張しました。オンライン注文とカーブサイド ピックアップは、小売企業のコストを押し上げる要因になっています。「Dell Validated Design for Retail Edge」は、ソフトウェアと自動化によって、既存の倉庫や小売スペースをマイクロフルフィルメント センター(オンライン注文に対応した小型の物流倉庫)に変えることで、従業員によるラストマイルのピッキング、パッキング、出荷、配送の効率的な実行をサポートします。小売企業は、データが生成される小売現場に管理しやすいテクノロジーを展開することで、すべての小売拠点で、効率的な経路探索とオーダー ピッキング機能を従業員が利用できるようにし、受注処理を完了させるまでの時間と従業員の生産性を大幅に改善することができます。
このインフラストラクチャー ソリューションは、事前テスト済み、かつ検証済みで、デル・テクノロジーズがサポートし、エッジの小売ITおよびアプリケーションを単一のインフラストラクチャー スタックに統合することで、効率的な展開、管理、サポートを実現します。お客様は、Linux、Microsoft Azure Stack HCI、VMware Edge Compute Stackを含む統一管理環境で、このソリューションを任意の「Dell PowerEdge」サーバーで展開することができます。「Dell Validated Design for Retail Edge」は、小売環境のインテリジェントな自動化を実現するための簡素で柔軟なプロセスを提供します。
優れた接続性、効率性、グローバル サポートが、エッジの簡素化を実現
Fortune 100企業の81%が、デル・テクノロジーズのエッジ ソリューションを導入しています (*2) 。デル・テクノロジーズは、引き続き新しいソリューションと機能でポートフォリオを増強し、お客様がエッジ管理を簡素化して、最大限の価値を引き出すことをサポートします。
・「Dell Private Wireless with Airspan and Druid」:検証済みのプライベート(ローカル) ワイヤレス ソリューションで、エッジ ロケーションに分散しているデバイスとセンサーを含め、数千のリモート エッジ テクノロジーに、信頼性が高く安全な無線接続を提供します。このソリューションは、「Dell Private Wireless Program(https://www.dell.com/en-us/dt/corporate/newsroom/announcements/detailpage.press-releases~usa~2023~02~2023-02-22-dell-technologies-accelerates-adoption-of-open-telecom-network-architectures.htm#/filter-on/Country:en-us )」の一部で、エンタープライズ エッジにプライベート ワイヤレスの選択肢を提供します。エンタープライズITおよびOT(オペレーショナル テクノロジー)システムと簡単に統合でき、お客様に合わせた導入、エンド ツー エンドの管理、サポートが含まれています。
・「Enterprise SONiC Distribution by Dell Technologies 4.1」:デル・テクノロジーズのスイッチに搭載される拡張性に優れたオープンソース ベースのネットワーク オペレーティング システムです。ユーザー コンテナ サポート(UCS)とストリーミング テレメトリーを含む追加のデータセンター ネットワーク機能をエッジ環境に拡張し、より高いファブリックへの可視性、セキュリティー、パフォーマンスを提供します。デル・テクノロジーズの「SONiC」ソリューションは、マルチベンダー エコシステムの柔軟性と一般的なオープンソース ツールセットのシンプルさを組み合わせた、単一のネットワーク オペレーティング システムを提供し、お客様がネットワーク ファブリックのライフサイクル管理を簡素化し、ベンダー ロックイン(囲い込み)を回避できるよう支援します。
・「Dell ProDeploy Flex」:モジュール型のデプロイメント サービスで、お客様が、エッジ展開からさらに迅速に最大限の価値を引き出せるようにデザインされています。このサービスの優れた柔軟性によって、お客様はエッジ展開サービスのニーズを効果的に調整して、エッジ インフラストラクチャーとアプリケーションからの価値を最大化できます。
デル・テクノロジーズは、ワークロードやデータの配分の最適化を支援するエッジ ソリューションのポートフォリオを継続して拡張し、変化するITニーズに応えるために、これからも、より多くのエッジ ソリューションをas-a-Serviceとして提供していきます。デル・テクノロジーズのパートナー エコシステムは、エッジにおけるお客様の成功を支援するうえで、重要な役割を果たしています。ISV(独立系ソフトウェア ベンダー)、SIer(システム インテグレーター)、OEMパートナーは、エッジ パートナー認定プログラムを通じて、「NativeEdge」で自社のソフトウェア アプリケーションをテストおよび検証し、統合エッジ インフラストラクチャー ソリューションをそれぞれのお客様に提供可能です。
シュナイダーエレクトリック社 セキュアパワー北米担当シニア バイス プレジデントのヴァンダナ・シン氏は次のように述べています。「デルテクノロジーズとシュナイダーエレクトリックの数十年にわたる関係は、ITの最大の課題をスマートかつ安全、常時接続の管理された方法で解決する革新的なソリューションをお客様に提供してきました。『Dell NativeEdge』の導入により、エッジでお客様のミッションクリティカルなニーズを統合し、より適切に満たす新たな機会が得られると考えています」。
Fastly社 チーフアーキテクト 兼 創設者であるアーサー・バーグマン氏は次のように述べています。「エッジ ハードウェアとソフトウェア プラットフォームを統合するという点において、『Dell NativeEdge』のリリースにより、デル・テクノロジーズが業界のリーダーシップを発揮することに非常に興奮しています。従来のデータセンターやクラウドを超えた環境で、次世代WAFやWeb Assemblyを活用したエッジ コンピューティングおよび配信プラットフォームなどのFastlyサービスを導入する新しい方法を求めているお客様や見込み客の声を聞いているため、これ以上のタイミングはありません」。
提供時期について
・「Dell NativeEdge」ソフトウェア プラットフォーム:2023年8月より世界50カ国のお客様、OEM、パートナーへ提供開始予定。
・「Dell Validated Design for Retail Edge built with inVia Robotics」:2023年8月より全世界で提供開始予定。
・「Dell Private Wireless with Airspan and Druid」:2023年6月より全世界で提供開始予定。
・「Enterprise Sonic Distribution by Dell Technologies 4.1」:全世界で提供開始。
・「Dell ProDeploy Flex」:2023年8月より全世界で提供開始予定。
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■デル・テクノロジーズについて
デル・テクノロジーズ(NYSE:DELL)は、企業や人々がデジタルの未来を築き、仕事や生活の仕方を変革することを支援します。同社は、データ時代に向けて、業界で最も包括的かつ革新的なテクノロジーとサービスのポートフォリオをお客様に提供しています。
*1. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく(2023年5月)この社内分析には、社内モデリング、お客さまへのインタビュー、また方法論を検証するため外部環境コンサルタントによる検証が含まれています。実際の結果は変動する場合があります。
*2. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく(2023年5月)
*3. デル・テクノロジーズによる米国Fortune 500企業の分析に基づく(2022年7月)。
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