「ファンフェス2022-23」で探る! プロバスケットボールチーム「シーホース三河」の魅力 第2回

選手とファンがもっとも近い一日!シーホース三河のファンフェスをリポート

文●初野 正和

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 2023年5月20日に愛知県刈谷市のウィングアリーナ刈谷にて、シーホース三河によるファンに向けたイベント「ファンフェス2022-23」が開催された。試合のとき以上に選手と身近に触れ合える特別な一日で、アリーナ内は大勢のファン・ブースターで大盛り上がり。今回は当日のイベントの模様をお届けする。

アリーナに笑顔があふれ、選手とファンの距離がもっとも近くなる一日。それがファンフェスだ

アリーナに長蛇の列が!心待ちにしていたファンフェスが開催

 ファンフェスは、毎年、全日程終了後に開催されている大人気のイベントで、今年は約1700人のブースター(熱狂的なファン)がアリーナに詰めかけた。アリーナの外には入場を待つ人たちがずらり。キッチンカーや地元グルメのブースも登場し、グルメフェスさながらの雰囲気となっていた。

天候にも恵まれたこの日、14時開場にもかかわらず、開場の1時間以上前から長蛇の列が発生。チームスタッフも「シーズン開幕戦のよう!」と驚いていた

アリーナ内の様子。自作のうちわや、推しの選手のタオルなどを持参するファンも多く、公式戦にも負けないような熱気に包まれた

 今年のイベントについては、昨シーズンのファンフェス終了後に行ったブースタークラブ会員のアンケート結果をもとに、希望の多かったものを厳選して実施。こうしたファンの声を吸い上げるのが、地域密着型のシーホース三河らしいところ。

 昨年、一昨年のファンフェスは、新型コロナウイルス感染症の蔓延により、さまざまな制限のもとで行われたが、今回はコロナの収束もあり、選手と触れ合う企画も多く用意された。

 イベントが始まると、まずは選手たちがビシッとスーツを着込んでコートに登場。普段は見られない姿にブースターは大盛り上がり。長身でスタイル抜群のバスケ選手だけあって、とにかくスーツ姿がよく似合う!

シェーファーアヴィ幸樹選手。昨シーズンは右膝前十字靭帯断裂という大きな怪我を負ったが、ファンの前で元気な姿を見せてくれた

 当日は、選手がWHITEとBLACKの2チームに分かれて、多彩な競技で対決。ファン参加型のクイズ対決や、ファンが審査員となったポージング対決、3Pシュートによる対決などでアリーナを賑わせた。

 カメラを片手に、選手たちを必死に撮影するブースターも多く見受けられた。それに応えるように、少年のようにはしゃぐ選手たち。試合中には見られない選手たちのリラックスした笑顔に、ブースターも大満足の一日となったはず。

私服に着替えてはしゃぐ選手たち。用意された数々のユニークな企画にチャレンジし、ブースターを楽しませていた

大の仲良しで知られる西田優大選手(写真右)と角野亮伍選手(左)。ファンは選手の笑顔や仲睦まじい様子が大好き!

チアチーム、Super Girlsも登場してアリーナを盛り上げてくれた

 今シーズンで退任となる鈴木貴美一ヘッドコーチのあいさつでは、大きな拍手が送られた。1995年の就任以来、28年間もチームを指揮してきた鈴木貴美一ヘッドコーチ。これほど長くひとつのプロスポーツチームを率いた指導者は、世界中を探しても稀だろう。

長らくチームを率いて、輝かしい実績を残してきた鈴木貴美一ヘッドコーチ(中央)。ブースターから感謝を込めた温かい拍手が送られた

選手がコートを一周してブースターとハイタッチ。ファンの笑顔が弾ける様子に、コロナの収束を感じさせた

イベント終了後には、選手とチームスタッフがお見送り。30分以上もかけて、一人ひとりとハイタッチ

 イベント終了後には、選手とチームスタッフ全員が1Fロビーに集合して、すべての来場者をハイタッチでお見送り。小さな子どもから年配のファンまで、一人ひとりと熱いタッチを交わしていた。選手とファンの距離感、これこそシーホース三河が愛されている理由に思う。

 2026年度には、三河安城駅周辺にシーホース三河の新しいホームアリーナを含む、多目的交流拠点が完成予定。今後はさらに地域と結びついた展開が期待されている。シーホース三河は、三河地域を代表するプロスポーツチームとして、これからもたくさんの興奮と感動を届けてくれるはず。早くも今後の展開が楽しみで仕方がない。

 次回は「ファンフェス2022-23」に訪れたブースターの声を紹介。ファンから見たシーホース三河とは? 夢中になってしまう理由とは? ファンのリアルな声をお届けする。

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(提供:シーホース三河)