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機能テストと並行して本番負荷テストを自動実行可能に、まずはAPIのテスト機能をリリース

テスト自動化ツールのmabl、パフォーマンステスト機能を追加

2023年05月10日 08時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 SaaS型のアプリケーションテスト自動化プラットフォーム、mabl(メイブル)は2023年5月10日、新機能として本番負荷時のパフォーマンステスト機能を発表した。まずはAPIのパフォーマンステスト機能をリリースする。

mablはSaaS型のアプリケーションテスト自動化プラットフォームだ(画像はWebサイト)

 mablはローコードでテストシナリオを作成できるテスト自動化プラットフォーム。誰でも簡単にテストの作成/自動実行ができる環境を提供することで、開発ライフサイクルやCI/CDパイプラインにテストを組み込み、ソフトウェア品質の改善や手戻りの防止、開発の迅速化などを実現する。

 今回追加されたパフォーマンステスト機能は、米mabl共同創業者のイジー・アゼリ氏が3月開催のユーザーミートアップで一部紹介していたものとなる。

 具体的には、mablで作成したテストを数千件単位で同時実行することで、アプリケーションに本番環境同様の負荷をかけ、その際の挙動やパフォーマンス(レイテンシ、エラーなど)を調べるもの。アゼリ氏によると、まず今回はAPI負荷テスト機能をリリースし、追って今年夏頃にはブラウザUI向けの負荷テスト機能リリース予定だ。

 mablによる年次調査「DevOpsにおけるテストの実態調査」最新版によると、自社のパフォーマンステスト機能に対して100%自信を持っている開発チームはわずか6%だという。今回の機能追加により、mablユーザーはアプリケーション開発中の段階から、従来の機能テストと並行して本番負荷のパフォーマンステストを実行し、問題の早期発見や改善を図ることができるという。

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