Seagate、再生可能エネルギーへの事業転換と循環型社会形成プログラムの推進により約100万台のドライブを提供
Seagate Technology LLC
サステナブル・データスフィアESGパフォーマンスレポート2022年度版にて、持続可能で包括的、そして倫理的なデータ環境を推進する取り組みの進捗状況を報告
カリフォルニア州フリーモント - 2023年4月20日 - 本日、大容量データ・ストレージ・インフラストラクチャ・ソリューションで世界をリードしているSeagate(R) Technology Holdings plc(NASDAQ:STX)は、2022年度(2021年7月~2022年6月)において、2030年の実現を掲げていた全世界の自社設備の電力供給を100%再生可能エネルギーでまかなうという大きな目標を、50%以上達成したことを発表しました。また再生利用プログラムを通じて、100万台を超えるハードディスク・ドライブ(HDD)とソリッドステート・ドライブ(SSD)を再利用し、製品寿命の延長にも取り組みました。
この成果はSeagateのサステナブル・データスフィアESGパフォーマンスレポート2022年度版(旧称『グローバル・シチズンシップ年次報告書』)( https://www.seagate.com/esg/ )の中に掲載されています。17回目となる年次報告書では、Seagateの環境、社会、ガバナンス(ESG)の各方面における進展を包括的に取り上げています。報告書には、2030年までに自社設備への再生可能エネルギーによる電力供給100%を達成し、2040年までにカーボン・ニュートラルを達成するという企業目標に、1年間でどれだけ近づくことができたかが記載されています。これらの目標は昨年、持続可能で包括的、そして倫理的なデータ環境に取り組むことをSeagateの公約として掲げたものです。
Seagateの最高経営責任者であるデーブ・モーズリー(Dave Mosley)は次のように語っています。「Seagateはいかなる時もデータの可能性を信じています。全世界でデータを保存し、保護する取り組みを支えているのは、そうした信念があってのことです。しかしながら、この取り組みを成功に導くには、業界がもたらす環境や社会、ガバナンスに対する影響や課題に率先して対処しなければなりません」
2030年までに全世界の自社設備への電力供給を100%再生可能エネルギーでまかなうという公約の実現に向けて順調に進めている中、Seagateは世界7か所にある製造工場のうち、4か所で全面的な再生可能エネルギーへの移行が完了したことを発表しました。完全移行は再生可能エネルギーの購入契約と太陽光発電システムの導入により実現したもので、全社で消費される電力の半分以上が再生可能エネルギーによってまかなわれている計算になります。
また、2022年度に再生利用されたHDDとSSDの数は116万台に上ります。ドライブを修理して再生することで、540トンを超える量の機器が電気電子機器廃棄物1として埋め立て処分されることなく再利用されました。
循環型経済への影響力を高める中で、Seagateは循環型経済促進グループ (Circular Drive Initiative: CDI) ( https://circulardrives.org/ )の創設メンバーに加わり、2022年度の環境面における取り組みを牽引しました。CDIとは、デジタル・ストレージや持続可能性、ブロックチェーン分野の世界的なリーダーがストレージ・ハードウェアの安全な再利用に協力して取り組むことで、電気電子機器廃棄物の削減を目指す組織です。
Seagateのオペレーションおよび戦略プランニング上席副社長であるKFチョン(KF Chong)は次のように述べています。「Seagateは透明性と説明責任を持って、グローバル企業全体で循環型経済に向けて高い目標を定め、顧客、同業他社や団体、サプライ・チェーン・パートナー、政府機関と連携し、それぞれが掲げる再利用、修理、再生、リサイクルの目標達成を支援しています。Seagateが取り組んでいる循環型経済の促進や温室効果ガスの削減、レアアースの保全、水資源や電力の使用量削減、財政上の節約などの活動は、その規模において優れた手本となっています」
またSeagateの持続性目標を支える新たな取り組みとして、使用済み製品のリサイクル素材を重量比にして30%使用して製造した外付けHDDを、100%再利用可能なパッケージで消費者向けに販売する活動を始めました。リサイクル素材の製品であるLaCie Mobile Driveもプレミアム・ブランドとして投入しており、バックアップ用の外付けストレージ・ドライブのラインナップは充実しています。
本レポートには他にも次のような重要な項目が含まれます。
地球環境
2022年度のエネルギー保全と効率化の取り組みにより最大21,000MWhを節電。当初の目標である10,000MWhを大幅に超える成果を達成
埋め立て予定だった無害な廃棄物の87%(最大27,000 トン)を転用(2022年度の実績)
マーケット基準のスコープ2における事業上の温暖化ガス絶対排出量を、2020歴年比で5.8%削減(2021歴年の実績)
2022年度に発生した有害廃棄物の82%をリサイクル
修理による再生利用を通じて最大100万台のドライブを市場に供給(2021暦年の実績)
自社設備で1,352MWhの太陽光発電による電力を生産(2022年度の実績)
水資源の再利用が2020年度比で5%増加(2021年度の実績)
水の使用量原単位(メガリットル/EB)が2020年度比で1%減少(2021年度の実績)
人材、発展、ガバナンス
1名以上の女性開発者が関わった新技術の数が9.1%増加
従業員が学習や能力開発に費やした時間が28万1,051時間に到達(2022年度の実績)
ERG全体で、9つの従業員リソース・グループ(ERG)を代表する3,600人のグループ・メンバーと、27以上の地方支部から構成(2022年度の実績)
各地の地域社会で131種類に及ぶ取り組みやパートナーシップに関与
サプライヤの多様性に対する支出が2021年度比で20%増加(2022年度の実績)
暗号化がベースのデータ保護ツールの導入と、主要なコンプライアンス・プロセスの自動化によってデータ・ガバナンスを強化
SeagateによるESGの取り組みについてはESGのページをご覧ください。https://www.seagate.com/esg/
(注1)各ドライブの平均重量を465gと仮定
Seagateについて
Seagate Technologyは、持続可能なデータ環境(データスフィア)を創造し、強固なパートナーシップを重視しながら、世界クラスの精巧なデータ管理ソリューションのイノベーションを構築することにより、人類の可能性を最大限に高められるよう支援しています。45年近くにわたり世界のテクノロジー業界をリードしてきた同社は、これまでにデータ容量にして40億テラバイト相当を超えるドライブを出荷してきた実績を誇ります。Seagateについて詳しくは、www.seagate.comをご覧いただくか、ソーシャル・メディア(Twitter、Facebook、LinkedIn、YouTube)をフォローしてください。ブログでも情報を配信中です。
(C)2023 Seagate Seagate Technology LLC.無断での引用、転載を禁じます。Seagate、Seagate TechnologyおよびSpiralロゴは、アメリカ合衆国および/またはその他の国におけるSeagate Technology LLCの登録商標です。その他の商標または登録商標は各社の所有物です。ドライブの容量を示す場合、1ギガバイト (GB) は10億バイト、1テラバイト (TB) は1兆バイト、1エクサバイト (EB) は100万テラバイトに相当します。