アドビは4月20日、同社の生成AI「Adobe Firefly」の新機能として、「Recolor Vectors」を発表した。
Recolor Vectorsは、ベクター形式で描かれた画像に対して、AIが配色を提案してくれる仕組み。具体的には以下の3機能を利用可能だ。
- ユーザーからのテキスト入力により、色やカラーパレットのバリエーションを生成
- ドロップダウンメニューを使い、ニーズに合った様々なベクタースタイルを生成
- 思い描いたイメージを具体化するカラーオプションをいくつも生成
これまで人間が時間をかけて対応していた作業をAIが代行するため、複数の配色案を作成したり、クライアントからの急な指示で配色を変更するようなケースでも、数秒から数分で作業を完了できる。
一連の機能は4月21日現在ベータ版段階だが、アドビでは最終的に「Adobe Illustrator」へ統合することを目指しているという。