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実際に組んでみてわかったことがたくさんあった!

NZXTの小型ミドルタワー「H5 Flow」で最強クラスのゲーミングPCを組んでみた

2023年04月14日 13時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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 NVIDIA GeForce RTX 40シリーズで、さらに大型化したGPUクーラー。これまでもPCケース選びのチェックポイントだった対応カード長だけでなく、対応するカードの高さもかなり重要になっている。

 とくにGeForce RTX 4070 Ti、RTX 4080、RTX 4090や、Radeon RX 7900シリーズといった最新ハイエンドGPU搭載ビデオカードは、カード高が標準的な107~112mmを大きく超える150~160mm台に達している。

 そのため、ビデオカードがPCケースのフレームなどに干渉して取り付けできないといった新たな“あるある”が生まれている。加えて、GeForce RTX 40シリーズでは、12VHPWRケーブルの硬さもネックになっており、ビデオカードは問題なく取り付けできても、サイドパネルに12VHPWRケーブルが干渉することも起きている。

 NZXT「H7 Flow」など比較的大型のミドルタワーPCケースを組み合わせるのが安心だが、コンパクトなミドルタワーで組みたい人も多いだろう。そこで、フロントメッシュパネルやビデオカード用ボトム120mmファンを備え、幅227×奥行き464×高さ446mmという比較的コンパクトなサイズで人気のNXZT製PCケース「H5 Flow」で、GeForce RTX 4090搭載のゲーミングPCを実際に組んでみた。

「GeForce RTX 4080 GameRock OC」の縦置きも可能だったNZXT「H7 Flow」。最新ハイエンドGPU搭載ビデオカードで安心して組める

比較的コンパクトなミドルタワーとなるNZXT「H5 Flow」。サイドパネルは、強化ガラスを採用する

フロントメッシュパネルで、高エアフローになっている

内部レイアウト。ボトムにはビデオカード用ファンを斜めに備える

NZXTケースで定評のある裏面配線スペースも、しっかりと確保されている

定番人気のPCパーツで組んでみた!

 肝心のGeForce RTX 4090搭載ビデオカードは、NZXT「H5 Flow」の対応カード長などから、長さ329.4mm、高さ137.5mm、厚さ71.5mmのPalit「GeForce RTX 4090 GameRock OC」を選んでいる。数あるGeForce RTX 4090ビデオカードのなかでも、扱いやすいサイズになっているのがポイントだ。

 そのほかのパーツにも、いま実際に組むのにおすすめの定番、人気のパーツをチョイス。総額は50万2700円前後になっている。

マシン構成表
CPU インテル「Core i7-13700K」
(16コア/24スレッド、最大5.40GHz)
6万円前後
CPUクーラー NZXT「KRAKEN X63 RGB Matte White RL-KRX63-RW」
(簡易水冷、280mmラジエーター)
3万円前後
マザーボード MSI「MAG Z790 TOMAHAWK WIFI」
(インテルZ790、ATX)
5万7000円前後
メモリー Corsair「VENGEANCE RGB DDR5 CMH32GX5M2B6000C40W」
(DDR5-6000、16GB×2)
2万円前後
ビデオカード Palit Microsystems「GeForce RTX 4090 GameRock OC」
(GeForce RTX 4090、16GB GDDR6X)
27万2000円前後
ストレージ Samsung「980 PRO MZ-V8P2T0B/IT」
(2TB M.2 SSD、PCIe4.0 NVMe)
2万4000円前後
PCケース NZXT「H5 Flow CC-H51F」(ミドルタワー) 1万2000円前後
電源ユニット FSP「Hydro G PRO ATX3.0(PCIe5.0) 1000W」
(1000W、80PLUS GOLD)
2万7000円前後
ケースファン Thermalright「TL-B12-W」(120mm) 2700円前後
総額(税込)   50万4700円前後

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