日本政策投資銀行、小田急電鉄に対しDBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローンを実行

文●西新宿LOVEWalker

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 日本政策投資銀行(以下、DBJ)は小田急電鉄に対し、DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローン(以下、本ローン)を3月31日に実行したと発表した。

 本ローンは「サステナビリティ・リンク・ローン原則」および「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン」に基づき、貸付人であるDBJが対話を通じて借入人である小田急電鉄のサステナビリティ経営高度化に資する適切なキー・パフォーマンス・インディケーター(以下、KPI)とサステナビリティ・ パフォーマンス・ターゲット(以下、SPT)の設定を支援するとともに、貸付期間中の定期的な対話によりSPTの達成に向けて伴走する融資メニュー。

 小田急電鉄では、経営ビジョン「UPDATE 小田急~地域価値創造型企業にむけて~」において、地域価値創造に向けた経営判断の一軸として「環境軸」を明確化し、環境負荷の低減をはじめとした環境課題の解決に事業を通じて貢献すべく、「環境ビジョン」「環境戦略」「環境長期目標」で構成する「小田急グループ カーボンニュートラル 2050」を策定。

 本ローンでは、小田急グループ カーボンニュートラル 2050において「環境長期目標」として掲げられた、2050年CO2排出量実質ゼロに向けたCO2排出量削減目標を、以下のKPI・SPT として設定。

・KPI:小田急電鉄および小田急電鉄連結子会社(バス・タクシー事業を除く)のCO2排出量(総量ベース、Scope1および2)の削減率(2013年度比)
・SPT:2030年度削減率46%

 本件資金については鉄道事業の設備投資資金に充当され、環境負荷の低い新型車両の新造や、省エネ設備の導入等小田急グループの脱炭素社会の実現推進に貢献する用途へ活用される。

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