スマホを使った動画撮影や配信で
気になるのがマイクの音質
スマートフォンをボイスレコーダーとして使ったり、ビデオ撮影をしていると気になるのが録音される音声のクオリティー。最近のスマートフォンはマイク性能も上がっているものの、別途外付けのマイクを用意したほうが狙った音を拾いやすくなるし、音質アップにも期待できる。特にワイヤレスマイクは、胸元あたりにセットすればその人の声を拾いやすいなど使い勝手もよくオススメだ。
そんなスマートフォン向けのワイヤレスマイクでは、筆者も取材用として使っているRODEの「Wireless GO II」(実売価格:4万6000円前後)やDJIの「DJI Mic」(実売価格:4万9700円前後)が人気。とはいえ4万円台後半という価格は、業務用ワイヤレスマイクと比較すれば低価格だが、気軽には手を出しにくい製品でもある。
そこに登場したのが、カメラやスマートフォン向けにコストパフォーマンスの高いアクセサリーをリリースしているUlanziの「UW-MIC 2.4GHz Wireless Recording Microphone (2 In 1)」(以下、UW-MIC)。実売価格は1万10000円前後で、Amazon.co.jpのセール時などは1万円以下で購入できるケースもある、低価格なワイヤレスマイクだ。
試行錯誤の末にたどり着いたマイク
Ulanzi「UW-MIC」
UW-MICにはいくつかのバリエーションがあり、今回はマイクが2基、受信機(レシーバー)が1基のタイプを購入。また、USB Type-C接続とLightning接続の2タイプあり、購入したのはUSB Type-C接続のモデルだ。マイクと受信機がそれぞれ1基ずつのモデルもあり、実売価格は6400円前後なので、マイクがひとつで十分なら、さらに導入コストを抑えられる。
製品パッケージには、マイク2基と受信機1基のほか、バッテリー内蔵の充電ケースを同梱。充電ケースは1500mAhで、ケースにマイクをセットすると自動で充電される。マイクのバッテリーは230mAhなので、2つ合わせてもケースがフル充電されていれば、2回以上はケースに給電なしでも使える。ケースの給電用のポートはUSB Type-Cだ。
そのほかモニタリング用のイヤホンとType-A→Type-Cケーブル、そして風切り音を防ぐためマイクに装着して使う風防(ウィンドジャマー)も2つ同梱している。ちなみに持ち運ぶ際には、マイクと受信機はケースに入れておくのだが、風防をつけるとケースにセットできない。意外と風防はなくしやすいので、できればつけたままセットできるようにしてほしかった。