PCパーツが大型化する未来を見据えた「DAIV」の新筐体を従来筐体と写真で見比べ徹底比較!
デザイン性を損なわずに利便性の高い
キャスターやハンドルは標準搭載!
電源は上部に配置されることもあるが、筐体の下部に収まっていて、背面の配置などに大きな違いはない。側面はエアフロ―が前面から吸気し、背面に排気する作りになったため、従来筐体の左側面にあった吸気用のパンチ穴がなくなっている。
一方で、新筐体のフロントカバーを外すとホコリを防ぐフィルターがあり、それは底面にも備わっている。
右側面は、従来と同じくDAIVのロゴが大きく印字されている。一方、左側面は従来だとCPUのクーラーが空気を取り込む吸気口用にパンチ穴が開いていたが、新筐体はフロントから吸気して、背面に排気するエアフロ―になっているため、右側面と同じくロゴデザインがあしらわれたシンプルなデザインになっている。
DAIVは、クリエイターが利用するブランドであるため、カメラマンなどがスタジオで使うことも想定されている。そのため以前の筐体の後方底部には、BTOカスタマイズでキャスターを取り付けることができた。しかし、新筐体では最初からキャスターが備わっている。新筐体のハイエンド機は、冷却ユニットや大型化されたビデオカードを搭載すると、重量がかなり重くなるため、最初から宅内移動もし易く設計されたと思われる。これは、非常に嬉しい仕様だ。
また、従来のモデルでは、上面前方に飛び出すように配置されていたハンドルは、本体のデザインと一体化するように、フラットな上面に手が入るような作りで用意されている。ややスリットが小さいため、大きな手の人には少し使いづらい印象があるが、裏面に滑り止めのラバーグリップがあり、見た目以上に持ち易い。
ちょっとした移動の際は、このハンドルを持って、少し持ち上げて後方のキャスターで移動させられるので、スタジオ内での移動や、掃除をする際に少し移動させるには、非常に便利だ。
加えて、前述したようにビデオカードは、今回の「DAIV DD-I9G90」のように、ハイエンドなGeForce RTX 4090だと大型で重いため、ビデオカードを支える支柱で、しっかり支えられているので安心だ。
冷却ユニットのラジエーターは、上部に収まっているため、フロント部分やCPU周りに余裕が生まれている。その分、筐体全体は大型化しているが、今後さらに大型化するハイエンドPCパーツを搭載する先を見据えた配置だと感じる。
PC全体の処理能力が上がることによって各パーツの発熱は高くなりケース内も含めた冷却が大きな問題になりつつあるが、新型DDシリーズのケースは大きくなった分、ケース内のスペースに余裕ができ効率の良い空気の流れを作ることで、後さらにパワーの上がるCPUやGPU、さらにストレージなどを熱から守るための工夫が大きく進化していると思える。
クリエイター向けPCに限ったことではないが、作業中にPCが止まってしまうのは避けなくてはいけないことなので、安定して動くことを重要視しているのは、PCで作品創りを行うユーザーにはかなり心強いだろう。
また内部スペースに余裕があるのは、メンテナンス性も向上するので、拡張のためのストレージの追加の安心度が高いだろう。高価で高性能なパーツで構成すれば性能は上がるが、それらのパーツを高い信頼のもと運用するために、新しくデザインされた筐体はクリエイターにとっての仕事道具として、高い信頼性と安心感を得られる仕上がりだと感じた。
(提供:マウスコンピューター)
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