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毎日使用デバイスを変えるガジェット系YouTuberがROG Aceシリーズを斬る!

YouTuber・たこまる氏に聞くASUS最強eスポーツデバイスの魅力

2023年03月30日 10時00分更新

文● ジサトラユージ 編集● ASCII

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エイムトレーニングソフトとのコラボという新しい視点

――本日はよろしくお願いいたします。今回発売されたROG Aceシリーズについて、ファーストインプレッションはどのように感じましたか?

たこまる氏:ゲーミングデバイスについて、これまでもゲームタイトルとのコラボなどはあったと思うのですが、トレーニングソフトとのコラボというのは珍しいです。大手のデバイスメーカーなどは、プロゲーミングチームのスポンサードなどがすでに進んでおり、市場的にブランディングが難しくなっている中で、こういったアプローチは新しいと思います。トレーニングソフトとなれば、よりエイムにこだわる人が使うものなので、そうした人と本製品は親和性が高いと思います。

Aim LabとコラボしたROG Aceシリーズのゲーミングマウス、Harpe

――今回のHarpeについて、他の製品と比べて感じた強みなどはありますか?

たこまる氏:昨今人気のFPSやTPSなどで使いやすいデザインというところで、万人受けするタイプかなと思っています。昨今は業界的に軽さが重視されるようになっていますが、とはいえ40g台とかの最軽量クラスになってくると、逆に軽すぎて人を選ぶ場合もあります。Harpeは約54gということで、バランスの取れた重さかなという印象です。また、軽量でも十分な剛性があって軋みもなく、くびれが少ないという部分も多くの人に受け入れられやすい形状だと思います。逆に、形状などに特別なこだわりがある人には刺さりにくいかもしれません。


――いわゆる肉抜きというようなハニカムシェルを採用した軽量マウスもありますが、そういったマウスと比べて感触はどのように感じますか?

たこまる氏:手の垢が溜まりやすいといった欠点もあるので、重さがあまり変わらなければ、基本的には肉抜きされていないソリッドシェルデザインのほうが良いというのが共通の認識としてはあると思います。今回のHarpeは、バイオベースのナイロン素材を使用しているということで、他メーカーのプラスチック素材のものと比べると手が滑りにくく感じたのと、グリップテープも付属しているのでデザインや手触りを変えられるのも良いですね。


――HarpeにはAim Labとのコラボ機能として、自分に合ったマウス設定をソフトから提案してくれる「Aim Lab Settings Optimizer」があります。こちらを使ってみていかがでしたか?

たこまる氏:ただ単に「良いマウスを買えた」という体験だけでなく、エイムを見直す体験まで一緒に提供してくれるというのは、“ゲーミングマウス”というプロダクトに留まらない今までになかったものではないかなと思います。実際、自分で試してみると普段とは少し違った設定になり、自分はこっちのほうが合っているのかもと、エイムの仕方や設定について見直す良い機会になりました。

Aim Lab Settings Optimizerによって、Aim Lab内で一定のタスクをこなすことでユーザーに合ったマウスの設定を割り出してくれる

――ちなみに、Aim Labはこれまでにも使ったことはあるのでしょうか?

たこまる氏:はい。Aim LabやKovaaK'sといった有名なエイムトレーニングソフトはすでに以前からプレイしたことがありました。独自のソフトでなく、汎用的なソフトで利用できるとあって、そこは使いやすく感じました。


――HarpeはROGのデバイスにおいてもハイエンドに位置するので、価格も2万円前後と相応に高価です。この価格帯ですと、初心者にはなかなかオススメしづらいのではという印象もありますがいかがでしょう?

たこまる氏:私としては日ごろから、安いものを買ってすぐ壊れて買い直すくらいなら、最初から良いものを買って長く使えたほうが良いと話しています。実際に市場の売れ行きを見ても、高価なデバイスがしっかりと売れていますので、Harpeの2万円前後という価格帯も初心者需要はあるかなと感じます。

マウスパッドのHoneを持つたこまる氏。HoneもHarpeと同様、Aim Labとコラボした製品だ

――ありがとうございます。続いて、マウスパッドのHoneについてもお聞きします。こちらを使用して印象深かったことなどはありますか?

たこまる氏:やはり、デザイン面ですね。特にAim Labとのコラボ感がしっかり感じられた部分が良いかなと思っています。目盛りが付いていたり、ソフトのロゴなどが右上に入っていたり、コラボの特別感を感じられるのがブランディングの観点から見てすごく面白いと思いました。普通のクロス素材と比べると、撥水性があるところなども特徴的だとは思います。

Honeの下部には、1cmごとの目盛りが付いている。これは単なるデザインではなく、Aim Labと連携するためのデザイン

――Honeの目盛りについては、「Aim Lab X ROG 360 Task」という機能と合わせて使うことで、より練習効率を高められるというものですが、実際の印象はいかがですか?

たこまる氏:正直、あまり意識することはないかもという印象があります。もちろん目安にはなると思うのですが、ゲーム中に目盛りを見ながらマウスを振るというのは難しいので、結局は感覚頼りになってしまうんじゃないでしょうか。とはいえ、プロのようにミリ単位で調整する必要があれば、その限りではないかもしれません。そういう意味では、「Apex Legends」や「フォートナイト」などで重視される敵に照準を合わせ続けるトラッキングエイムよりも、「VALORANT」のような瞬時にエイムを合わせるフリックエイムを練習する際に有用かもしれませんね。

Honeの目盛りは、Aim Lab X ROG 360 Taskで視点の動きと実際のマウスの移動距離を数値化できる、というコンセプト

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