エリアLOVEWalker総合研究所リポート Twitterトレンド解析 Vol.1
Twitter トレンド解析月次リポート第一弾、「日本の温泉地」TOP100を発表!!
角川アスキー総合研究所は2015年に、東京大学生産技術研究所喜連川・豊田研究室と、アジア圏で唯一Tweetデータの全量を取り扱うことができるNTTデータ、そしてTwitter Japanと共同で「Twitterトレンド解析システム」を開発した。それ以来、当社が持つエンターテインメント用語辞書(200万語以上)に収録されたワードをもとに、日本国内でのエンターテインメント分野に関する全量Tweetを対象にした解析を行っている。
解析内容としてはTweet内でのワード出現傾向の分析に加えて、Tweetテキストを対象にした投稿者の推定属性情報(NTTデータ提供)や、各種統計データなどを組み合わせた分析などを行っており、報道機関や、企業・自治体等に幅広く活用されている。
このデータを活かして、今回からはその時期、季節に沿った「Twitterトレンド解析」リポートを公表していく。第一弾のテーマとして、寒さも和らいだこの季節、まだまだ多くの人が行きたくなる「温泉地」のベスト100を発表した。
集計の詳細は以下のとおり。
集計期間 :2021年12月1日~2022年11月30日
解析対象 :全国温泉地名(628ワード)を含むツイート
抽出件数 :167万4,896件(上位100位までの総ツイート数)
*上記集計期間中、「Twitterトレンド解析システム」にて取得したツイート4億9,670万7,843件の中から、上記調査対象ワード(628ワード)を含むツイート264万8,254件を抽出し、ツイート数順にて100位までのランキングを作成した。
Twitterデータで選んだ日本の温泉TOP5を分析、一位の決め手はあの激かわアニマル!
では、ツイートされた数で日本の温泉TOP5に入った温泉を見ていこう。各温泉の表の右端の「共起語」とは、その温泉地名とともにつぶやかれた言葉で、比率はその温泉地に関するツイートの中で何%、同時につぶやかれたかの割合である。共起語がダブってつぶやかれることもある。ポジ/ネガ判定も、Twitterトレンド解析システムが独自にツイートの感情分析を行った結果だ。
Twitterトレンド解析の月次リポート第一回の1位を制したのは、群馬県の「草津温泉」。ツイート数は11万3,905件で、多くのユーザーが温泉旅行の様子を投稿しているほか、「草津熱帯圏」の温泉を楽しむカピバラが人気となっており、メディア等でも多数取り上げられたことがツイート増の要因となっている。Twitterはリアルタイムでツイートされていくので、話題となったイベントや各メディアによってバズることが、ランキングに大きく影響する。カピバラが大きく人気をリードしたかたちだ。
●湯Love草津(草津温泉観光協会)
https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/
2位は愛媛県の「道後温泉」。ツイート数は8万3,418件。最もRTされたツイートは、創業150年の「大和屋本店」の若旦那であり、チャンネル登録者4万人のYouTuberの顔も持つ@wakadanna_coo氏による、日本酒飲み放題やうまい棒食べ放題など、自身の旅館の売りをまとめた投稿で、8,524RT、3.8万いいねとバズを起こしている。TOP10の中では、最も女性(推計)アカウントの割合が高い(40%)。
●道後温泉(道後温泉事務所)
https://dogo.jp/
3位は兵庫県の「有馬温泉」。ツイート数は6万6,820件。とあるユーザーによる、「有馬ロイヤルホテル」の格安プランを紹介する投稿が7,370RT、5.2万いいねとバズを起こしている。
●社団法人有馬温泉観光協会
https://www.arima-onsen.com/
4位は山形県の「銀山温泉」。ツイート数は5万5,604件。ジャニーズWEST・重岡大毅主演ドラマ「雪女と蟹を食う」の舞台となっていることから「銀山温泉行ってみたい」等、視聴者による投稿が多数見受けられた。
●銀山温泉公式サイト
http://www.ginzanonsen.jp/
5位は栃木県の「鬼怒川温泉」。ツイート数は5万759件。温泉旅行の投稿のほか、会津と東京を結ぶ東武鉄道の新型特急「リバティ会津」等、鉄道ファンによる言及が多く投稿されている。
●日光旅ナビ(日光市観光協会公式サイト)
http://www.nikko-kankou.org/spot/51/
気になるTwitter全量データが選んだ日本の温泉TOP100
11位以下は表を参照。別府や熱海など、著名な温泉地がひしめき合う結果となった。
なお、「Twitterトレンド解析システム」によるTwitterのリアルタイムな集計結果は、「ついラン」(https://tsuiran.jp/)でも見ることができる。
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