マイクロソフトは2月26日(現地時間)、新しいAIを搭載したBing検索をタスクバーから利用できる機能など、多数の新機能を追加したWindows11の大規模アップデートを発表した。
一部の機能は「プレビュー」としてWindows Insider向けの公開となるが、ほとんどの機能はWindows UpdateとMicrosoft Storeからダウンロードできる新しいアプリケーションを通じて本日より順次リリースが開始される予定。
タスクバーの検索窓からBingを起動
画面下部のタスクバーに追加される検索窓をクリックすると、最近使ったドキュメントやアプリ、今日のニュースなどが登録されている検索ボックスが開き、そこから「新しいBing」のチャット検索を始められるようになる。
ただし、利用するには新しいBingのプレビューに参加している必要がある。まだ参加していない場合はウェイティングリストへの登録が必要とだ。
また、チャット自体は検索ボックス内ではなくWebブラウザーが開いて回答するようだ。「Edge」以外のブラウザーが使えるかどうかは不明だがおそらくその可能性は低いと思われる。
「スマートフォン連携」が待望のiOSに対応
Windowsには従来より「スマートフォン連携」というアプリがあり、PCから電話の通知や着信を管理したり、スマートフォン内の写真にアクセスしたりできるようになっていたが、これまではAndroidのみの対応になっていた。今回のアップデートでiOSにも対応しiPhoneユーザーも利用できるようになる。
ただし、iOSへの対応は最新のアップデートには含まれておらず、最初はWindows Insider向けのプレビュー公開となる模様。その後フィードバックを経て一般公開されるようだ。
待望の動画キャプチャー機能も追加
今回のアップデートでは他にも以下をはじめとする細かな機能向上が多数追加されている。
- タッチエクスペリエンスの向上
- 「Snipping Tool(切り取り領域とスケッチ)」に画面録画(動画キャプチャー)機能を追加
- 「メモ帳」のタブ対応
- 「Windows Studio Effects」の機能向上
- 「Spotify」「Facebookメッセンジャー」などサードパーティー製ウィジェットの追加
- ウィジェットのフルスクリーン化
特に画面録画機能については待っていた人も多いだろう。
さらに、Windowsをより利用しやすく持続可能なものにするための継続的なアップデートも多数含まれているという。