ソフトバンクロボティクスは2月21日、KEENON Robotics製の配膳・運搬ロボット「Keenbot T8」の国内販売を開始した。同社の従来製品よりもコンパクトで、居酒屋やラーメン店などの狭い通路でもスムーズに移動できるという。
Keenbot T8は飲食店向けの配膳・運搬ロボット。本体サイズは幅38.4cm、重さ37kgで最小55cm幅の通路まで対応する。
背面に設置されたトレーは最大3段まで設置可能で、どの方向からも取りやすいデザイン。各トレーにLEDライトを搭載し、複数卓配膳時にはライトによって対象のトレーを分かりやすく表示することもできる。
また、トレーごとに画像認識カメラも搭載しており、取り間違い発生時に音声で知らせたり、料理の受け取りを検知して待機場所へ自動帰還することも可能だ。
そのほか、ドリンクやスープなどを安全に運搬できるよう、高品質なサスペンションや周囲の状況にあわせた走行速度の自動調整機能も装備している。
なお、Keenbot T8の国内発売にあわせ、これまで同社で扱ってきた運搬・配膳ロボット「Keenbot」は「Keenbot T5」に名称が変更される。