独立行政法人国立高等専門学校機構
独立行政法人国立高等専門学校機構松江工業高等専門学校(島根県松江市 校長:大津宏康 以下「松江高専」という。)は、DXの推進に係る人材育成を目的として、令和5年3月2日、7日、10日の全3日間、島根県と共同で社会人向けのリカレント講座(4講座)を実施します。
本リカレント講座について
本リカレント講座は、本校と島根県が令和3年11月18日に企業のデジタル技術高度化推進事業に関する覚書を締結したことに伴い、両者が連携して、島根県内の企業在職者、学生などを対象とした、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に係る人材を育成し、企業の競争力強化及び学生の県内定着を図り、もって地域経済の発展に資することを目的として実施するものです。
コロナ禍を契機にものづくり産業でデジタル化が急速に進み、今後、社内のDXに携わる人材や、システムインテグレーションを行う企業(SIer)が必要とされることが想定されます。このことを踏まえ、この度社会人向けDXリカレント講座を4講座開催します。詳細は、以下の特設ホームページのURL及び以下の実施講座の詳細をご確認ください。
なお今回の講座では、過去2回(令和4年2月、令和4年9月)に実施した講座の内容を踏まえ、より踏み込んだ内容で実施を予定しています。過去の講座の風景や受講者の声は特設ホームページに掲載していますので、一度ご覧ください。
≪特設ホームページURL≫
https://sites.google.com/matsue-ct.ac.jp/matsue-dxrecurrent
※本リカレント講座は、令和8年度まで実施し、社会人向けの講座の他に、夏季休業、冬季休業を利用した小中学生向けの講座も今後実施いたします。
実施講座の詳細
1.AI基礎演習講座
開催日時:令和5年3月2日(木)9:00~16:00
担当講師:電気情報工学科 教授 林田 守広
内 容:人工知能(AI)からディープラーニングの基礎知識を学びます。演習は本校のディープラーニングシステムを用い、誤差逆伝播法および類似文章探索等の演習を通してAIの基礎的な知識を学びます。概要は以下の画像をご確認ください。
2.mruby/cでIoTプログラミング講座(上級編)
開催日時:令和5年3月7日(火)9:00~16:00
担当講師:情報工学科 准教授 杉山 耕一朗
内 容:mruby/c(軽量 Ruby 言語)を用いたIoTプログラミング演習を行います。mruby/cの使い方の修得や、センサで得た温度などの情報を Wi-Fi経由でIoTサーバに送信するためのプログラム作成を行います。概要は以下の画像をご確認ください。
3.LPWAを使ったIoTデータ取得演習講座
開催日時:令和5年3月10日(金)10:00~16:00
担当講師:電子制御工学科 准教授 外谷 昭洋
内 容:IoT技術で遠隔のデータを取得し監視するために、低消費電力の通信方式であるLPWAが使われています。本講座ではLPWA通信を用いて、マイコンで取得したデータの転送および集積する技術について演習を行います。概要は以下の画像をご確認ください。
4.シミュレーション基礎演習講座
開催日時:令和5年3月10日(金)10:00~12:00
担当講師:環境・建設工学科 教授 広瀬 望
内 容:数値流体シミュレーション(CFD) の基礎知識を学びます。演習では、最新のCFD 解析ソフトウェアを用いて、室内での換気シミュレーションを行い、 空気の流れを可視化する技術についての演習を行います。概要は以下の画像をご確認ください。
松江工業高等専門学校について
本校は1964年に開校した5つの学科と2つの専攻を有する高等専門学校で、基礎的な工学分野の学科をほぼ完備している島根県内唯一の高等教育機関です。本校への入学者の学力は県内進学校のトップクラスと同等レベルで、県内外の民間企業や自治体に多数の卒業生を輩出しており、産業界から高い評価を受けています。
【学校概要】
学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 松江工業高等専門学校
所在地:島根県松江市西生馬町14-4
校長名:大津 宏康
設立:1964年
URL:http://www.matsue-ct.jp/m/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関
【本リリースに関するお問い合わせ先】
独立行政法人国立高等専門学校機構
松江工業高等専門学校 総務課企画係
TEL:0852-36-5116(平日8:30-17:00)
e-mail:kikaku@matsue-ct.jp
~2022年度、高等専門学校制度は創設60周年の節目を迎えました~
https://www.kosen-k.go.jp/Portals/0/60th/