大日本印刷(DNP)は2月、ハイブリッド型総合書店「honto」と連動し、タテヨミ型コミックアプリ「ホンコミ」を提供する。
本アプリは、App StoreとGoogle Playからダウンロード可能となる。
スマートフォンのウェブサイトやアプリでコミックを楽しむ読者が世界的に増加し、国内でも電子と紙を合わせたコミック全体の市場規模が拡大している。特にタテヨミ型コミックは、2028年に2021年と比較して、グローバル市場規模でおよそ7.1倍の262.13億米ドル、国内でおよそ6倍の3200億円以上になると予想される。
市場規模の出典:QYResearch「Global Webtoons Market Size, Status and Forecast 2022-2028」
こうした市場の高まりを背景として、今回DNPは、サービスの一部を無料提供する“フリーミアムモデル”を搭載した本アプリを提供。生活者とコンテンツの接点(タッチポイント)を増やし、本サービスを通じて得たデータを新たなヒットコンテンツの創出や過去作品の掘り起こしに繋げていく。
また、2022年に開始したコンテンツの創出・制作や各種データへの変換等を一貫して支援する「MANGA CREATIVE WORKS」と組み合わせ、コンテンツの事業プロセス全体をトータルプロデュースするエコシステムの構築を進める。
DNPは今後も、コンテンツホルダーや制作会社など多様なパートナーと協働し、コンテンツホルダーが生活者に最適なタイミングと形でコンテンツを提供することを支援するとともに、本アプリや「honto」で得る生活者ニーズのデータを活用して、オリジナルも含めたコンテンツの創出・プロデュースを戦略的に行なっていく。