FCNTは2月7日、伊藤忠商事、Closing the Loopが提供する「E-waste Compensation」を活用した廃棄物補償サービスのプログラムを開始する。
E-waste(電子廃棄物)は現在世界で最も急速に増えている廃棄物であり、2020年に発表されたGlobal E-waste Monitor 2020によれば、2019年には、世界では5360万トンのE-wasteが発生し、その内適切に処理をされた記録が確認できるものは僅か17.4%だったと報告されているという。
FCNTは、グループパーパスである“つなぐ技術と人と地球にやさしいモノづくりで、あらゆる人が安心して暮らせる社会の実現に貢献します”のもと、マーケットインの発想で環境関連ビジネスに取り組む伊藤忠商事と連携し、E-waste Compensationを活用した携帯電話端末の廃棄物補償プログラムを開始。
E-waste Compensationは、新規に製造・流通されるモバイル端末に対して、製品寿命を終えた機器を回収・リサイクルすることによって、同等の相殺/補償を行なう、Closing the Loopが提供するプログラム。
廃棄端末補償プログラムでは、E-waste Compensationを活用し、FCNT製のエシカルスマホ「arrows N F-51C」のNTTドコモでの販売1台ごとに、アフリカで不当廃棄されている使用済の携帯電話端末1台を、適正に回収、保管、輸送、リサイクルを実施。まずは5000台限定で開始するという。
なお、E-waste Compensationを活用した携帯電話端末の廃棄物補償サービスは、FCNTがスマホメーカーとして日本初の試みだとしている。