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週刊つぶやき流行語総研 第59回

2023年1月18日~24日にTwitterで注目された「PC・スマホ・ネット」ワードをチェック

Twitterの不具合解消で歓喜の声が4万ツイート超……の陰で大変な事態が!

2023年02月08日 17時00分更新

文● せきゅラボ

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サードパーティー製クライアントが事実上全滅……

 6位は「Kindle」。とあるユーザーによる、「無料でKindle本を読み上げする方法」を図解で説明した投稿が1011いいねと注目されています。

 7位は「BAN」。1月13日頃より、多くのTwitterクライアントがBANされたことを報告。20日に米国Twitter社が開発者利用規約を更新し、サードパーティアプリへの提供を制限したことを発表。これにより、ソシャゲなどで利用されているTwitterアカウント連携が制限されるのかなど、不安の声が多数投稿されています。

 

 8位は「AirTag」。1月20日、とあるユーザーが自身の所有する車に、何者かによってAirTagが仕込まれていたことを画像と共に報告。2.6万RT、4万いいねとバズを起こしているようです。

 9位は「Steam」。エレクトロニック・アーツの日本営業部長である野口ショーンが、『Dead Space Remake』のSteam版発売にあわせ、予約特典として日本未発売だった『Dead Space 2』を配信することを報告。拡散されています。

 

 10位は「MacBook Pro」。1月18日、Appleが新型MacBook Proの詳細の発表と予約受付を開始。その価格に対し、とあるユーザーが動画を投稿。1.7万RT、4.6万いいねとバズを起こしているようです。

API有料化、大量凍結……ユーザーが翻弄された1週間

 7位にランクインしたワードは「BAN」。この前週、Twitterのサードパーティー製クライアントがAPIにアクセスできなくなる事態が起こり、やがてそれがTwitter社の意図的な処置だったことが明らかになると「クライアントが一斉にVANされた」と大騒ぎになりました。

 また原稿執筆時点では、APIの無料アクセス提供を終了するとTwitter社からアナウンスがあったほか、突然大量のユーザーが理由もわからないままアカウントを凍結されるという状態も続いています。

 サードパーティー製クライアント、そしてAPIを使ったさまざまな草の根サービスは、Twitterのユーザー数や使用時間の増加に貢献してきました。今後はTwitterの使い勝手に不満を持つ人が増えることも考えられます。

たまに役立つセキュリティ豆知識

Q:「ウイルス」ってなに?

A:もともとはコンピューターに害を与えるソフトウェアやプログラム全般を指した。

 ファイルやシステムの破壊行為に加えて「自己増殖」するところが大きな特徴。コンピューターからコンピューターへ感染するように広がる特徴があることから、ヒトからヒトへ感染する実際のウイルスになぞらえられてこう呼ばれる。

 同じく自己増殖するワームとの違いは、狭義のウイルスはあくまでも実行ファイルを指すため、ユーザー自身もしくは何らかの手段で実行されない限りは感染しない。

※ご紹介しているデータは、角川アスキー総合研究所が提供中の「Twitter解析サービス」を基にした内容です。本サービスでは、Twitter社と公式に契約して取得したエンターテインメントに関連する全ツイートデータから、独自の辞書データベースを活用して、高い精度で目的のツイートを抽出・分析することが可能です。当社とNTTデータ、東京大学喜連川研究室による独自の解析システムを用いて、ポジティブ・ネガティブの判定、性別や年代の推計もご提供できます。ご興味・ご関心をお持ちの方は下記よりお気軽にお問い合わせください。
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