Core i7、Iris Xe、16GBメモリーを採用、小型でも快適に作業ができる性能
狭い場所にこそ光るvPro対応NUC! 手のひらサイズでセキュリティーも強化
2023年01月31日 11時00分更新
会社がフリーアドレスになったり、テレワークが推進される環境において、課題となるのがパソコンの設置スペースだ。持ち運びやすいモバイルノートパソコンが選択肢の1つとしてあるが、サイズの関係上どうしてもディスプレーは小さくなってしまう。
会社でも自宅でも別途大きなサイズのディスプレーを使って作業したいけど、デスクトップパソコンを置くスペースは限られている。そんな人にオススメなのが、ユニットコムが販売するビジネス向けNUC「SOLUTION-CNTI-i7-UXX [Windows 11 Pro]」だ。
コンパクトなNUCを採用しているのに加え、パソコンの管理に最適な「インテル vProプラットフォーム」に対応しているのも特徴。セキュリティーも強化されているので、会社で使うマシンや、社員のテレワーク向けの支給用パソコンとしても向いている。
今回は、SOLUTION-CNTI-i7-UXXについて紹介していこう。
試用機の主なスペック | |
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CPU | Core i7-1185G7(最大4.8GHz)、4コア/8スレッド |
グラフィックス | インテル Iris Xe グラフィックス |
メモリー | 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 500GB SSD(NVMe対応) |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(2.5GBASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0 |
インターフェース(前面) | USB 3.1×2 |
インターフェース(背面) | Thunderbolt 4(Type-C)、Thunderbolt 3(Type-C)、USB 3.1、USB 2.0×3、HDMI出力×2、有線LAN端子 |
サイズ | およそ幅117×奥行112×高さ54mm |
OS | Windwos 11 Pro(64bit) |
遠隔での管理に最適なvProとは?
前述のとおり、SOLUTION-CNTI-i7-UXXはインテル vProプラットフォームに対応している。遠隔でパソコンを管理するためのツールや、強化されたセキュリティー機能を統合したCPU・マザーボードを搭載したパソコンに与えられるブランドとなる。
この機能により、遠隔での電源操作や、OSを起動せずにリモートデスクトップが可能。加えて、「インテル エンドポイント・マネジメント・アシスタント(インテル EMA)」と組み合わせることで、ネットワーク外の遠隔管理ができ、テレワーク環境で管理を受ける利用者、そして操作をする管理者の双方で、コスト軽減につながるのも魅力となっている。
さらに「インテル ハードウェア・シールド」により、効率的なソフトウェア保護はもちろん、UFIEや仮想環境まで保護ができるので、リスクの最小限に役立てることができる。フリーアドレス化した会社や、テレワークで使う小型パソコンとして最適なNUCとの相性もいい機能が多数含まれているというわけだ。
では、SOLUTION-CNTI-i7-UXXについてみていこう。本機のCPUには、4コア/8スレッドのCore i7-1185G7を採用。GPUはCPU内蔵のインテル Iris Xe グラフィックスを内蔵しており、ウェブブラウジングや文章作成はもちろん、Officeソフトでの高負荷な作業もしっかりこなせる性能を持っている。
さらにメモリーは16GB(8GB×2)を搭載しているので、仕事において軽めの写真・動画編集も視野に入る。ストレージはNVMe対応の500GB SSDを備えている。仕事に置いて大容量なデータを取り扱うといったことがなければ、十分な容量といっていいだろう。
SOLUTION-CNTI-i7-UXXのサイズは、およそ幅117×奥行112×高さ54mm。まさに手のひらサイズなので、狭いパソコンデスクでもフリーアドレスの机でも問題なく設置して使えるのが魅力的。加えて、会社では終業後はロッカーにしまったり、そのままカバンに入れて持って帰ったりすることも可能だ。
さらに、VESAマウントキットが付属しているので、VESA規格に対応するディスプレーの背面に装着することもできる。なお、どんなディスプレーでもVESA規格に対応しているとは限らないので、ディスプレーを一緒に購入する際は、注意が必要だ。
インターフェースは、前面にUSB 3.1×2、背面にThunderbolt 4(Type-C)、Thunderbolt 3(Type-C)、USB 3.1、USB 2.0×3、HDMI出力×2、有線LAN端子を備えている。コンパクトな筐体ながら、Thunderbold端子とHDMI出力がそれぞれ2基あるなど、インターフェースは結構豊富なのも、うれしいポイントだろう。
ケース内部には、空きの2.5インチベイが備わっている。BTOカスタマイズ時に、セカンドストレージとして1TB/2TB HDDもしくは480GB SSDが選択可能だ。なお、メインストレージも最大2TB SSDまで強化することも可能となっている。仕事において写真や動画のデータも取り扱うという場合は、購入前にストレージを強化しておくのもアリだろう。
会社やテレワークで使うコンパクトなメインマシンに
価格は17万800円から
SOLUTION-CNTI-i7-UXXは、会社やテレワークでデスクが狭い、遠隔操作を強化したマシンがほしいという人や法人にピッタリのビジネス向けパソコンとなる。価格は17万800円からで、コンパクトながらCore i7やIris Xe グラフィックス、16GBメモリーとビジネス向けパソコンとしては高性能なので、さまざまな作業を快適にこなしたいという人にもオススメだ。
次回は、SOLUTION-CNTI-i7-UXXの性能についてチェックしていこう。