1月18日11時よりフラッグシップモデル2機種が販売

マウス、シャーシをリニューアルした「DAIV」デスクトップモデルを発表

文●市川 編集●ASCII

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マウスコンピューターのクリエイター向けPCブランド「DAIV」デスクトップモデルのシャーシがリニューアル

 マウスコンピューターは、クリエイター向けPCブランド「DAIV」のデスクトップモデルのシャーシをリニューアルすると発表した。あわせて、1月18日11時より、フラッグシップモデルの「DD-I9G90」と「DD-I7N60」を販売する。

 本記事では、メディア向けの新製品発表会の取材レポートをお届けしよう。

ハンドルとキャスターは健在!
曲線的なデザインを採用したDAIVの新デスクトップモデル

 DAIVの現行モデルは2016年3月にリリースされた。だが、性能の向上に伴い消費電力や発熱量も増したCPU、ならびにビデオカードの大型化により、現行モデルのシャーシで運用することが難しくなってきた。その課題を解決すべく、「クリエイターによる、クリエイターのためのPC」というブランドのコンセプトを継承しつつ、デスクトップモデルのシャーシをリニューアルするに至ったという。

 新モデルは、DAIVシリーズの特徴であるハンドルとキャスターはそのままに、曲線的なデザインに様変わりした筐体、より開放的になった内部空間、スライド式カバーを備えた天板のインターフェース類など、新たな要素が取り入れられている。

 なかでも、内部空間の面積がポイントだ。現行モデルよりも広くなっていて、大型のビデオカードを2基搭載できるほどのスペースが確保されている。加えて、空冷ファン搭載可能数は従来の2基から6基に、水冷の場合は120mmラジエーター1基から240mmラジエーター2基にグレードアップしている。

 また、電源ユニットは吸気・排気口を備えたチャンバーに格納されていて、CPUとGPUの熱干渉が少ない状態で冷却できるという。効率的な排熱設計により、現世代だけでなく次世代のCPU&GPUの稼働も問題ないだろう。

1月18日に発売されるDAIVの新モデル。現行モデルよりも角が滑らかになっている

新モデルのリアインターフェース。電源ユニットは吸気・排気口を備えた専用のチャンバーに格納されている

左側が新モデル、右側が現行モデル。サイズ的には新モデルのほうが大きい

左が新モデルの内部、右が現行モデルの内部。新モデルのほうが内部空間はスッキリしている

天面には電源ボタンとUSBコネクターが並ぶ。スライド式カバーを備えている

240mmの簡易水冷クーラーは、天面とフロントを合わせて最大2基まで搭載できる

ビデオカードのサポートバーは標準搭載

フロントパネルの取り外しは簡単。防塵フィルターは右画像のようにマグネット脱着式になっている

底面にもマグネット脱着式の防塵フィルターを備える

 DAIVシリーズの特徴であるハンドルは健在で、重い筐体を持ち運ぶ際に役立つ。旧モデルは取っ手のタイプだったが、新モデルはフロントパネルにある窪み部分がハンドルの役割を担っている。ちなみに、このハンドルの奥には吸気口がある。

DAIVの特徴であるハンドルは健在だ

奥に吸気口があり、ここから空気を吸い込んで内部に供給する

 リア側の底面に搭載されているキャスターも確認できた。ケースを移動させたい時はハンドルを持ちあげてそのまま引くだけでOK。キャリーケースを運ぶようなイメージだ。ハンドルを持ちあげない限り、ケースが勝手に移動することはない。

底面には移動用のキャスターが備わっている。こちらもDAIVシリーズの特徴的な機能と言える

ハンドルを持ちあげながら引くと筐体の移動が可能になる

 最後に、11月18日より発売される2製品のスペックを軽く紹介しよう。DD-I9G90のCPUはインテル「Core i9-13900KF」、GPUはNVIDIA「GeForce RTX 4090」、メモリーは64GB(32GB×2、DDR5)、ストレージは2TB SSD(NVMe Gen4x4)を搭載。価格は67万9800円(税込)。

 同時に発売されるDD-I7N60のCPUはインテル「Core i7-13700KF」、GPUは「NVIDIA RTX A6000」で、メモリーとストレージは同上となる。価格は99万9900円(税込)。詳しくは下記関連サイトの製品ページをチェックしてほしい。

訂正とお詫び:製品名に一部誤りがありました。訂正してお詫び申し上げます。(2023年1月18日)