速さのP44 Pro、コスパのP41 Plus
そう、確かにP44 Proはスペックが高いのですが、当然そのぶん高価です。ストレージを選ぶ基準として、アクセス速度はもちろん重要ですが、一方で容量単価も重要です。SSDの容量は、仕事やゲームなどである程度PCをよく使う人なら、1~2TB程度は欲しいところ。
512GB | 1TB | 2TB | |
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P41 Plus | 7500円前後 | 1万4000円前後 | 2万9300円前後 |
P44 Pro | 1万4500円前後 | 2万3800円前後 | 4万円前後 |
P41 Plusの場合は2TBで2万円台、P44 Proの容量でそれに近いのは、1TBモデルです。おおよその実売価格で容量単価を比べると、P41 Plus 2TBモデルは1GBあたり14.65円、P44 Pro 1TBモデルは1GBあたり23.8円という計算で、1.6倍程度の開きがあります。しかし、ソレはソレ、コレはコレです。
ジサトラなら、やはりベンチマークで白黒つけるのが筋というものでしょう。まずは定番ストレージベンチマークの「CrystalDiskMark」で、P44 Pro 1TBモデルとP41 Plus 2TBモデルを比べてみました。
CrystalDiskMarkでは、シーケンシャルアクセス速度ではほぼスペック通りの差。そのほかの値については、ランダム速度のRND4K Q32T1の値で逆転していますが、これはQD(SSDへの命令)が32の場合。Windows上のアプリケーションではこうした処理が行なわれることはほぼありません。
そのほか、昨今需要が増えているPCゲームでのパフォーマンスを調べるため、「3DMark」の「Storage Benchmark」でも比較してみます。このベンチマークは「Battlefield V」や「Call of Duty: Black Ops 4」など、実際のゲームを動かした際のデータの読み書きをシミュレートし、そのパフォーマンスをスコアーとして出してくれるベンチマークです。
ゲーム向けのスコアーを計るベンチマークでも、P44 Proが勝利。ゲーマーの人にもメリットがあるのはしっかりと確認できました。少しでも高速なゲーム環境が欲しいという人にもオススメできます。