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APUはAMD「Ryzen 5 5500U」、メモリーは32GBを搭載

原神はフルHDでも60fpsを維持! 「mouse CT6」は仕事だけでなく軽めのゲームプレイも快適なコンパクトPCだ

文●勝田有一朗 編集●市川/ASCII

提供: マウスコンピューター

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ゲームのターゲットはHD~フルHD解像度の60fps! 画質を抑えればスムーズなプレイが可能

 Ryzen APU搭載のコンパクトパソコンであれば、やはり実際のゲームがどの程度動くのか気になるところだろう。軽いゲームが動くことを期待してRyzen APU搭載のコンパクトパソコンを探している人もいるかもしれない。

 ここからは、定番のゲームベンチマークや実際のゲームプレイ時のフレームレートを計測し、mouse CT6のゲーミングパフォーマンスを調べていこう。今回は一般的に動作が軽いと言われているタイトルをいくつかピックアップして検証を行なった。

 最初は定番ゲーム系ベンチマークである「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」の結果から。

 画質設定はプリセットから「標準品質(ノートPC)」を選択し、画面解像度は1920×1080ドット(フルHD)および1280×720ドット(HD)の2パターンで計測している。

 結果は、フルHDのスコアーが5221で「普通」の評価、HDのスコアーが7847で「やや快適」の評価となった。フルHD解像度では平均フレームレートも30fps台までしか伸びず、さすがにプレイはちょっと厳しいかも……といった感じだ。HD解像度であれば平均フレームレートも60fps近くまで伸びるので、プレイ自体はなんとかなりそうだ。

 続いて、実ゲームのフレームレート計測を行なった。フレームレート計測には「CapFrameX」というアプリを使用。計測は平均フレームレートのほかに、データ全体を100分割して最小値から1%の数値「min(1%)」を割り出し、これを最小フレームレートの代わりに記載している。

 また、基本的に各タイトルの画面解像度は1920×1080ドット(フルHD)および1280×720ドット(HD)の2パターンで計測を行なっている。

 最初のタイトルは人気のバトロワ型TPSゲーム「フォートナイト」。グラフィックスの設定はレンダリングモードに「パフォーマンス」を選択し、3D解像度「100%」、描画距離「最高」以外のオプションは「低」または「オフ」とした低画質設定を用意した。

 フレームレートの計測にはゲームのリプレイ再生機能を利用している。

 フルHDでも平均フレームレートは60fpsを超えていて、一見スムーズにプレイできているように見える。だが、実際は瞬間瞬間でカクつくシーンが多く、スムーズにプレイしたいならHD解像度が適切になるだろう。

 次は、描画負荷がかなり軽いことでも有名な人気タクティカル系FPSゲーム「VALORANT」。グラフィックス設定は、フレームレート上限解除とV-Sync無効、アンチエイリアス「MSAAx4」、異方性フィルタリング「x4」以外はすべて「低」または「オフ」にした「低設定」を用意した。

 射撃場を1周した後、BOTに対してライフルを4マガジン分乱射するという一連の動作でのフレームレート計測を行なっている。

 人気シューターの中でも飛び抜けた軽さが特徴でもあるVALORANTは、Ryzen APUでも軽快に動くことが確認できた。フルHDで平均100fps、min(1%)もほぼ60fps出ているので、VALORANTはフルHD画面でのプレイがオススメだ。

 続いて、人気のオープンワールド型RPG「原神」でのパフォーマンスを検証した。原神はスマホ版も展開しているタイトルなので、グラフィックス設定はかなり軽いところまで詰めることが可能だ。グラフィックス設定は画質「最低」をベースに、フレームレートを「60」、アンチエイリアスを「FSR2」に設定したものを使用。

 フレームレート計測は、適当にフィールドを散策している間に行なっている。

 原神は60fps以上のフレームレートが出ないようにゲーム側で制限がかかっているため、いかに安定して60fpsを出し続けられるかがポイントになる。

 結論としては、フルHDとHDのどちらの解像度でも基本的に60fps安定でプレイすることができた。厳密に言うとHD解像度の方が59fps以下に落ちる頻度は少なかったが、フレームレートを画面に表示していなければその差はほとんど判別不能といったレベルだ。画面のぼやけ具合を考慮すると、原神はフルHDでプレイするのがオススメと言える。

古い一体型パソコンからの買い替えにもオススメ!

 以上の検証結果から、mouse CT6は大容量メモリーと高速ストレージを搭載し、日常用途ではまったく不満のない性能を持つコンパクトパソコンということが確認できた。またグラフィックスが軽めのゲームであれば問題なくプレイすることもできるだろう。設置場所をほとんど必要としないコンパクトパソコンを探している人には、もれなくオススメできる1台だ。

 また、「Windows 7/8」世代の液晶ディスプレー一体型パソコンを使用しているユーザーの買い替え先としても、mouse CT6を推奨したい。この世代のパソコンは昨今必要とされるコーデックの動画再生支援に対応しておらず、そろそろ買い替えを検討している人も少なくないのではないだろうか。

 mouse CT6を液晶ディスプレーに取り付ければ一体型パソコンとほぼ変わらない設置環境で使え、十分体感できるパフォーマンスアップも望めるはずだ。ひとつ注意点として、新しい液晶ディスプレーの購入も同時に考えている場合は、筐体取り付けの専用マウントが液晶ディスプレーのスタンドやコネクターに干渉しないかどうか、できれば店頭などで実物をすり合わせてから購入する機種の検討をオススメしたい。

(提供:マウスコンピューター)

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