今冬発売の新型プリウスの一部グレードより提供開始
トヨタ自動車とKINTO、新たなクルマのサブスクサービス「KINTO Unlimited」を発表
2022年12月08日 17時10分更新
トヨタ自動車(以下:トヨタ)とKINTOは12月8日、新しいクルマのサブスクサービスとして、「KINTO Unlimited」を発表、今冬発売する新型プリウスの一部グレードより提供を開始する。
両社はユーザー「手軽にクルマを利用したい」というニーズに応えるため、2019年より、クルマのサブスクサービスを開始。一方で、「クルマに安心して乗り続けたい」、「カーライフにかかる出費を極力抑えたい」など、いまユーザーのニーズはさらに複雑・多様化し、これにどう応えるかが重要な課題となっている。
KINTO Unlimitedでは、KINTOが提供するサブスクサービスをベースに、新たにクルマを届けた後の「進化」と「見守り」を通じてクルマの価値を維持し、その分を、サブスクの月額利用料の引き下げにあらかじめ充てることで、ユーザーが本サービスをリーズナブルに利用できるようにしていくという。
サービスの内容としては契約したクルマに対し、ソフトウェアとハードウェアのアップグレードを提供することで、クルマを届けた後の「進化」を実現する。
具体的には、OTA(Over The Air)を通じたソフトウェアの更新により、衝突被害軽減ブレーキをはじめとしたToyota Safety Senseを、その都度最新にアップデート。費用はサブスクの月額利用料に含めるため、ユーザーの追加の負担は不要となる。
また契約したクルマにあらかじめ施す「アップグレードレディ設計」を通じて、ユーザーのニーズに合わせたハードウェアの装備や機能の後付けを可能にしていくとしている。
さらにコネクティッドサービス「T-Connect」を通じて、細部にわたるユーザーの運転データを収集・分析することで、ユーザーごとに異なる安全な運転や燃費の向上につながるポイントを、専用のアプリを通じてアドバイスするサービスを提供(当面、実証実験と位置づけるため、費用負担なし。将来的に、サブスクの月額利用料に含めて提供)。
なお、両社は「アップグレード」と「コネクティッド」の提供開始に向けて、2023年2月を目途に、KINTO Unlimited専用のアプリを公開する予定。