アールスリーインスティテュートは12月6日、kintoneをノーコードでカスタマイズ可能にする連携サービス「gusuku Customine(グスク カスタマイン)」の有料契約社数が1000社を突破したことを発表した。
本サービスは、2018年3月にプレビューリリースを開始し、2018年9月に正式リリースされた。当初はkintoneの画面カスタマイズの機能のみでリリースしたが、2021年1月にはkintoneのデータを用いたバッチ処理や、Webhookの処理を実現する「Job Runner」機能、2021年7月にはkintoneのデータにもとづいた帳票出力機能である「Excel/PDF出力」機能を追加し、kintoneを利用していく上で必要となる拡張機能のおよそ8割はgusuku Customineでカバーできるまで成長したという。
同社は利用企業増加の背景について、既存ユーザーの要望から追加された機能が、新しいユーザーにも便利だと評価された循環があったためだと説明。また、コロナ禍におけるテレワークの拡大によって、kintoneの利用者が増えたことも要因だとしている。コロナ禍へのスピーディーな対応を求められた自治体でもgusuku Customineの利用は広がっているという。
同社は今後も、ユーザーからの要望をベースにハイペースで機能追加を続け、「kintoneの足りない部分はgusuku Customineがあればなんとかなる」を目指して、開発およびユーザーのサポートを継続していくとしている。直近では11月10日に発表した「開発体験を大幅に向上させる複数の機能」の開発を順次行なっていく。