コーニングは、スマートフォンやタブレットなどでおなじみの「Gorilla Glass」シリーズの最新世代となる強化ガラス「Corning Gorilla Glass Victus 2」を発表した。現在は各メーカーで性能評価テスト中で、実際の製品は数ヵ月以内に登場する予定。
Gorilla Glassシリーズは、初代iPhoneとともに2007年に第1世代が登場(ブランドとして一般に公開されるようになったのは2011年から)。その後は、ほぼ2年間隔で新世代に移行し、Gorilla Glass 6まで進んだ後に、2020年にGorilla Glass Victusとなり、今回の最新世代の登場に繋がっている。その間、ウェアラブルやカメラレンズ用のカバーガラスなど派生製品も登場。スマートフォンのユーザーにとっても、なじみ深い存在となっている。
Gorilla Glass Victus 2は、前世代の耐擦傷性を維持しつつ、コンクリートのような表面が粗い場所への落下耐性をさらに高めたのが特徴。大画面化、高性能化により、端末の重量がさらに増加している状況でありながら、耐久性はさらに高くなっているという。
具体的には、コーニングの実験において、コンクリートを模擬した表面に最大1mの高さから落下させても破損せず、アスファルトを模擬した表面ではさらに高い最大2mでも大丈夫だったとしている。