このページの本文へ

G-Master Hydro X670A Extremeをレビュー

Ryzen 9 7950X&RTX 3080 Tiのダブル水冷PCはファン11基でも静か!?

2022年11月30日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトライッペイ

提供: サイコム

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

HDDもファンも拡張しまくれる仕様

 動画や写真などを大量に保存したい人なら、HDDがたくさん必要になるだろう。G-Master Hydro X670A Extremeは一見、内部にストレージ用のベイがないように見える。だが安心してほしい。HDD用のベイは裏側、逆サイドにしっかり用意している。

ストレージ用のベイはフロント側に3.5/2.5インチ兼用×3を備える。また、マザーボード裏側には2.5インチ×2もある

 試用機材のDefine S2 Black TGは2.5インチにも対応する3.5インチベイが3つあるので、大容量かつGB単価が安いHDDを複数増設できる。また、2.5インチベイも2つあるので、安価でもある程度高速なSATA SSDを追加してもいいかもしれない。

 なお、標準構成のDefine 7 Black/White TG Clear Tintでも、オープンレイアウトで5インチベイ、3.5/2.5インチ兼用ベイ×3、2.5インチベイ×2が使える。また、レイアウトを変更すれば、5インチベイ、3.5/2.5インチ兼用ベイ×7、2.5インチベイ×2になるので、多数のストレージを積載できる。

 ハイエンド構成に対応しているとなると、電源ユニットの容量は多めだ。下は850Wからで上は1200Wまであるので、構成に合わせ余裕をもって選べる。将来的にGeForce RTX 40シリーズにしたい人なら、1000W以上にしておくほうが無難だろう。

今回の試用機材ではRyzen 9 7950X+GeForce RTX 3080 Tiの組み合わせで、電源ユニットは1000Wだった

 BTOメニューが充実しており、同じ容量のPCパーツでも複数のモデルから選べるという点がサイコムの特徴。電源ユニットのメーカーや80 PLUSのグレードにもこだわりたい、といった人の要望に応えてくれる。

 また、試用機材のDefine S2 Black TGも標準構成のDefine 7 Black/White TG Clear Tintもファンコンを標準装備しており、ファンを増設しやすい。もっとも、今回の構成ではラジエーターのぶんを含めると、すでにファンが7つあるので設置スペースは限られている。ゆえに、回転方向の異なるファンを2つ重ねて静圧を高める、といった使い方のほうが面白そうだ。

 

多数のファンを接続できるファンコンがあるので、増設時に困らない点が◎

カテゴリートップへ