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直前から期間中にかけてセール情報のメールやSMSは注意して扱いましょう

11月25日からの1週間、ブラックフライデーは詐欺師のご褒美期間になる

2022年11月19日 20時00分更新

文● せきゅラボ

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ワクワクする1週間が始まりますが、それは詐欺師にとっても同じことです

11月25日から1週間、世界中で大安売りが始まる!

 年に一度の大安売り「ブラックフライデー」が今年もやってきます。2022年は11月25日(金)からおよそ1週間程度が期間になるようです。すでにサイバーマンデー(11月第4木曜の次に来る月曜日に実施されるネット通販サイト中心の安売り日)も包括した大セールウィークとして定着したと言って良いでしょう。

 すでにメーカーやショップ発のブラックフライデー関連情報がネットを賑わせています。Googleストア、PlayStation Store、イオン、楽天市場などなど有名どころはこぞってキャンペーンやセールを実施します。

 日本におけるブラックフライデーの立役者と言えばAmazonです。今回のAmazon ブラックフライデーは11月25日(金)0時から12月1日(木)23時59分までの7日間で、現在は桐谷美玲さんほか出演のスペシャルムービーがTwitterで公開中。

 また、Amazonポイントを獲得できるポイントアップキャンペーンとプライムスタンプラリーが同時開催されるなど、かなり力の入った内容です。

大量の詐欺メールが飛び交う“ブラック”な1週間!?

 さて、このような大セール期間中には、お金を使おうとワクワクしている消費者――私たちのことです――がネット上に大量発生します。Amazon ブラックフライデーの今年のテーマは「さぁ、ビッグセールで最高のご褒美を。」ですが、悪意ある人たちにとっても“ご褒美”と言える1週間となります。いつも以上に罠の仕掛け甲斐があるからです。

 フィッシング対策協議会の発表によれば、2022年10月のフィッシング(偽Webサイト詐欺)報告件数7万8126件のうち、約20.9%がAmazonを騙るもので占められていました。報告があった分だけでも、万に届く規模の詐欺メールが飛び交っていたと見られます。

 ブラックフライデー直前から期間中にかけては、Amazonに限らずセール情報のメールやSMSは注意して扱いましょう。最悪、クレカ情報などを盗まれて年末年始に買い物ができなくなる恐れがあります。

 特に気を付けたいのは、まずURLが貼ってある特価情報です。タップして飛んだ先が本物そっくりの偽通販サイトだった、なんてこともあり得ます。そのほか、「ショップの会員登録更新」「クレジットカードの期限が切れている」「不正利用の履歴がある」といった内容と共に、記載したURLから会員情報を再登録せよ、と促すメールやSMSが届くこともあるでしょう。

 すでに受け取った経験がある人も多いでしょうが、これはフィッシング詐欺のメールであることが大半です。対策は、怪しいメールに書かれているリンクをタップしたり、URLを入力したりせず、自分でサイト名などを検索して直接飛んだうえで会員情報を確認することです(登録済のブックマークから飛んでも可)。

 ブラックフライデー期間中は、反射的にリンク先をタップしたくなるような特価をたびたび目にすると思いますが、悪意ある人たちはまさにそれを狙って詐欺メールを制作しています。怪しいメールやSMS中のURLには要注意です。

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