株式会社ミスミグループ本社
株式会社ミスミグループ本社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:大野龍隆)とヤマザキマザック株式会社(本社:愛知県大口町、代表取締役社長:山崎高嗣)は、オープンイノベーションによる共同開発を行いデジタル機械部品調達サービス「meviy(メビー)」の新サービスを開始することをお知らせします。新サービス「旋盤加工部品」は2022 年12 月より提供予定です。今後も両社が持つデジタル技術を掛け合わせ、meviy の商品領域を拡大することで機械部品の調達における時間短縮に貢献いたします。
背景
ミスミのオンライン機械部品調達サービスmeviy は、機械部品の3D データをアップロードするだけでAI が自動で即時見積もり、加工データの自動生成によりものづくりのリードタイムを圧倒的に短縮し、最短1 日での出荷を実現しています。機械部品調達時に発生していた作業時間の9 割以上を削減することで、お客さまの部品調達における非効率を解消するサービスです。
新サービスとなる『旋盤加工部品』の提供にあたって、ミスミとヤマザキマザックは加工データの自動生成の領域において共同開発を行いました。このオープンイノベーションによりmeviy における旋盤加工部品のサービス提供までの時間を大幅に短縮できただけでなく、マザックの工作機械があれば特別な開発不要で自動で加工データの生成、自動での加工が可能となり、ものづくりのリードタイムの圧倒的な短縮を実現します。
この取り組みにより、これまでmeviy が提供していた切削プレート部品・板金部品に加え、新たに旋盤加工部品においても見積もりから生産迄の圧倒的効率化が図れ、お客さまの機械部品調達における非効率の解消の範囲を一気に拡大することが可能となりました。今後も両社で技術的な連携を継続し、機械部品調達における非効率解消の領域を広げることで、世界のIA産業(※)全体の生産性向上に貢献してまいります。
(※IA産業=インダストリアル オートメーション産業、あらゆる業界における自動化装置の製造や活用に係わる産業)
また両社の取り組みについては、11月8日から開催される日本最大規模の工作機械見本市であるJIMTOFのヤマザキマザックブースにて講演を行う予定です。
JIMTOF概要
日程:2022年11月8日(火)~13日(日)
URL:https://www.jimtof.org/jp/index.html
場所:東京ビックサイト
ヤマザキマザックJIMTOF2022特設サイト:https://marketing.mazak.com/jimtof2022
ヤマザキマザックブース:E5001
ミスミ講演時間:2022年11月11日(金)10時30分~10時45分、14時30分~14時45分
meviyとは
meviyは機械部品の3DデータをアップロードするだけでAIが自動で即時見積もり、最短1日での出荷を実現します。これ迄、機械部品調達時に発生していた作業時間の9割以上を削減することで、お客さまの部品調達における非効率を解消するサービスです。オンライン機械部品調達サービスで国内シェアNo.1を獲得し、海外での展開も開始しています。
・TOP : https://meviy.misumi-ec.com/ja-jp/
・お客さまの声 : https://jp.meviy.misumi-ec.com/info/ja/archives/category/case/user_case/
マザトロールDXとは
「マザトロールDX」とは、ヤマザキマザックの工作機械に搭載されるCNC装置「MAZATROL」と同期するサブスクリプション型のソフトウェアであり、加工現場の製造プロセスをDX(デジタル変革)するソリューションです。3D CADデータとAI・デジタルツイン技術を活用することで、「加工時間の自動見積もり」「加工プログラムの自動生成」「加工現場の機械へのデジタル指示書の発行」「自動計測などの段取り支援」などの機能を実装し、「加工現場の作業内容やスキルギャップの平準化」「製造リードタイムの短縮」に大きく貢献します。
ミスミとは
オートメーションの現場で必要とされる機械部品や工具・消耗品などをグローバル33万社以上に販売しております。製造機能を持つメーカーと他社ブランド品を販売する商社としての顔を併せ持つユニークな事業モデルと、それを支える事業基盤により「グローバル確実短納期」を実現し、お客さまの利便性向上に貢献しています。
ヤマザキマザックとは
ヤマザキマザックは1919年の創業の工作機械メーカーです。現在、製造業の現場は人手不足などさまざまな課題に直面しています。ヤマザキマザックはIoTやAIなど先進技術を活用した新たな製品やサービスの開発を加速し、お客さまの生産現場の自動化・スマート化を推進するソリューションを提案しています。今後も新たなチャレンジを続け、工作機械のグローバル・カンパニーとしてお客様とともに豊かな未来を切り拓いていきます。