グーグルは10月25日、YouTubeの新しいデザインと新機能をリリースした。
今回、動画の内容に合った淡い色に画面の背景色が微妙に変化するアンビエントモードを実装した。動的カラーサンプリングを活用したデザインで、テスト時からユーザーから人気だった機能。暗い部屋でディスプレーが放つ光を再現したもので、動画視聴の没入感を高めるという。本機能は、ウェブとモバイルのダークモードで利用可能になる。
また、ユーザーから寄せられた意見をもとに、ダークモードの背景をさらに暗くして、色が画面上でさらに鮮やかに見えるようにした。本機能は、ウェブ、モバイル、スマートテレビでリリースする。
動画の再生リストの色も更新。また、各再生リストについてより詳しい情報が表示され、見たい動画に簡単にアクセスできるようになる。
動画説明のYouTubeリンクをボタンに変更し、高評価、共有、保存のような頻繁に利用される操作は、なるべく視聴の邪魔にならない形式になった。また、チャンネル登録ボタンは新しい形と強いコントラストで目立つようになった一方、赤色から黒色になり、動画再生ページとチャンネルページの両方で見つけやすく、アクセスしやすいデザインに変更した。
さらに、今年初めのテストで人気だった「ピンチしてズーム」と「再生位置の細かい調整」をすべてのユーザーにリリース。「ピンチしてズーム」は、AndroidやiOSのデバイスで動画を簡単にズームイン/ズームアウトができるようになる。指を放しても動画は拡大されたままなので、動画を引き続き細部まで見ることが可能になる。
「再生位置の細かい調整」では、デスクトップや、モバイルでも、シークバ―を上にドラッグ(スワイプ)すると、動画プレーヤーにサムネイルが1列に並んで表示されるので、再生したい正確な位置に移動できる。スマホで何かのやり方を解説する動画を見ている時など、1つの小さな手順をマスターするために何度も巻き戻す際に便利だという。