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「Core Keeper」の非公式ゲームサーバーをカゴヤのVPSで立てる方法

文●大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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OSとファイアウォールのセットアップ

○コンソールからログインし、OSの初期セットアップを行う

 インスタンス一覧画面のインスタンス名をクリックすると、インスタンスの詳細情報画面が表示される。インスタンスの作成が完了すると自動的に起動するはずだが、「ステータス:稼働」と表示されていなければ、「起動」ボタンをクリックしてVPSを起動する。

 まずは「コンソール」タブにある「コンソールを起動」ボタンを押す。そうすると、新しいブラウザウインドウがポップアップしてコンソール(Linuxのコマンド操作画面)が開く。以下、このコンソールからコマンド入力で操作を進めていく。

インスタンスの詳細情報画面からVPSを起動し、コンソールを開く

 まずはOSにログインする。ログイン名(ユーザー名)は「root」、パスワードはインスタンス作成時に「コンソールログインパスワード」で設定した文字列を入力する。

 login: root
 Password: **パスワードの文字列**

 ログインできれば、「Welcome to Ubuntu 22.04 LTS」などとOSの起動メッセージとコマンドプロンプト(#)が表示されて、コマンド入力待ちの状態になる。

ログイン直後のコンソール

 まず初めに、OSやソフトウェアを最新の状態にアップデートしておこう。以下の2つのコマンドを順に実行すると、インストールされているすべてのソフトウェアが最新版に更新される。

 # apt update
 # apt upgrade -y

 なお2つめのapt upgradeコマンドの実行中に、ユーザーの確認が必要な画面に切り替わることがある。これらは標準設定のままで進めてよい。Tabキーを押して赤いカーソルを「OK」に動かし、Enterキーを押せば処理が進む。

実行中にこのような画面が表示されたら、赤いカーソルをTabキーで「OK」に移動してEnterキーを押す

 アップデート処理がすべて終わったら、念のためいったんVPSを再起動しておこう。以下のとおりrebootコマンドを実行すればよい。

 # reboot

 1分ほどしてVPSが再起動したら、あらためてrootユーザーとしてログインし、作業を続ける。

 login: root
 Password: **パスワードの文字列**

○ファイアウォールを設定する

 続いてファイアウォールの設定を行う。この設定にはufwコマンドを使う。

 初期状態ではファイアウォールが無効になっている。ここではCore Keeperサーバーとして必要な通信だけを許可するように設定したうえで、ファイアウォールを有効にする。具体的には、以下の順にコマンドを実行していけばよい。

 # ufw default deny
 # ufw allow 27015
 # ufw allow 27016
 # ufw allow 22
 # ufw enable

 これにより、Core Keeperサーバーが使用する27015番、27106番ポート(TCP/UDP)と、SSHサーバーが使用する22番ポート(TCP/UDP)へのアクセスだけが許可された。確認のためufw statusコマンドを実行すると、次のように表示されるはずだ。

ufw statusコマンドを実行して、正しく設定されていることを確認する

SteamとCore Keeperのインストール、起動

○Steamソフトウェアをインストールする

 続いて、Core Keeperを実行するSteamのソフトウェア(SteamCMD)をインストールする。まずは以下のとおりコマンドを実行する。

 # add-apt-repository multiverse
  (続行するか尋ねられるのでEnterキーを押す)
 # apt install software-properties-common -y
 # dpkg --add-architecture i386
 # apt install lib32gcc-s1 xvfb steamcmd -y

 なお最終行のapt installコマンド実行中には、Steamのライセンス確認画面が表示される。ここでも先ほどと同じように、Tabキーを押してカーソルを「OK」に合わせ、Enterキーを押せばよい。次の画面で再度確認されるので、↑↓キーで「I AGREE(ライセンスに同意する)」にカーソルをあわせ、Tabキー、Enterキーで「OK」を押して処理を進める。

Steamのライセンス確認画面。ここも「OK」を選択してEnterキーを押せばよい

○Steam実行用ユーザーの追加

 続いて、Steamを実行する専用ユーザー(steamユーザー)を新規作成する。以下のとおりコマンドを実行する。passwdコマンドを実行すると、登録するパスワードの入力が2回求められるので、同じ文字列を入力する。

 # useradd -m -s /usr/bin/bash steam
 # passwd steam
 New password: **パスワードの文字列**
 Retype new password: **上と同じパスワードの文字列**

○Steamを起動し、Core Keeperをインストールする

 まずはrootユーザーからSteam実行用ユーザーに操作を切り替える(コマンドプロンプトが「$」に変わる)。そのうえでSteamを起動する。

 # su steam
 $ /usr/games/steamcmd

 steamcmdコマンドを実行すると、ソフトのダウンロードやインストールが自動的に行われたうえで、コマンドプロンプトが「Steam>」に変わる。

 続いてCore Keeperのソフトウェアをインストールする。次のようにCore Keeperのインストール先を「/home/steam/corekeeper」と指定したうえで、ログイン、インストールを実行する(「1963720」はCore Keeperを示すアプリケーション番号)。

 Steam>force_install_dir /home/steam/corekeeper
 Steam>login anonymous
 Steam>app_update 1963720

 これでCore Keeperのダウンロードとインストールが自動的に行われる。処理が終わったらsteamcmdを終了する。

 Steam>exit

 なお、ここでインストールされたアプリケーションは32ビット版だが、今回使用しているVPSやOSは64ビット版であり、このままでは動作しない。以下のコマンドを実行して、64ビット版アプリが実行されるようにする。

 $ cd
 $ mkdir .steam/sdk64
 $ cp corekeeper/linux64/steamclient.so .steam/sdk64/

○Core Keeperを起動

 最後に以下のコマンドを実行して、Core Keeperを起動しよう。

 $ ./corekeeper/_launch.sh

 正常に起動すれば、このCore Keeperに接続するための「Game ID」(英数字28文字)がコンソールに表示されるはずだ。自分や友だちがこのワールドに接続するために必要な情報なので、大文字/小文字を含めて間違えないようにメモしておく(数字の「1」と英小文字の「l」など、間違いやすい文字に注意)。

正常に起動すれば「Game ID」が表示されるのでメモしよう

 なお上記のようにして起動すると、Core Keeperが稼働し続けた状態になるので、コンソールのブラウザウインドウはそのまま閉じてしまっても構わない。

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