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キャッシュレス決済サービスのお得で安全な使い方教えます 第2回

PayPayはチャージ残高の種類に要注意。送金時に面倒事が起きるかも!?

今日からできるキャッシュレス決済のお得なポイント稼ぎ~マイナポイントで大金ドーン! 高額還元目当ての遠征も

2022年10月17日 17時00分更新

文● 正田拓也 編集●ASCII

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2万円分もらうためにはキャッシュレス決済を活用する必要あり!

 ただし、最大合計2万円分のうち5000円分は、選択したキャッシュレス決済サービスでチャージや買い物をした額の25%が受け取れる仕組みです。2万円分をチャージすることになりますが、使い道までしっかり考えてチャージやサービスを選ぶことが重要になるでしょう。

au Payでマイナポイントをもらった例。すでに5000円分は第一弾でもらっているので、今回は第ニ弾の7500円分が2つ付与されて1万5000円分、合計2万円分のポイントをゲットできた!

 ちなみに、マイナポイントを使ってキャッシュレス決済サービスで買い物をすることで、キャッシュレス決済の事業者はマイナポイント分の買い物の手数料を手にすることになります。そのまま継続的に使ってもらえれば、さらに手数料が入ることになりますので、マイナポイントの受取先として消費者がどのキャッシュレス決済サービスを選ぶか、事業者による争奪戦となっています。

 そのため、マイナポイント周りもわかりやすく説明している決済サービスが多いので、疑問があればサポートしてくれる決済サービスに頼ることも1つの方法です。また、一部のキャッシュレス決済サービスではマイナポイントの付与先に選んだ御礼として、ポイント上乗せや別の特典を用意している場合もあります。ポイントの使い道があるなら、お得さで選ぶのもありでしょう。

地域応援キャンペーンに遠征してポイント大漁!?

 続いて、前回もご説明したお得な方法として地域の還元率の上乗せがあります。これは、地方自治体と連携して実施される「街の応援キャンペーン」で、その地域に住んでいる人だけが対象というわけではなく、その地域のお店で買い物すれば誰にでも還元される仕組みです。実施中のキャッシュレス決済サービスとしてはPayPayが目立っています。

たとえば東京都中野区の場合、JR中野駅前だけでもキャンペーン対象のお店が多数見つかる

 「地域を応援する」という主旨のため、そのエリアの店舗のほとんどが対象になる場合と、地元資本のお店だけが高還元対象という場合があります。たとえば、10月は最大30%還元の東京都中野区の場合、大手チェーン店は対象外となっており、すべての店が対象でないことに注意が必要です。

 しかし、中野区にしかないお目当てのお店があり、そこが還元対象なら、10月に行かない手はありません。中野区外に住む人が「10月は中野区でたくさん買い物をしよう!」と押し寄せる――これはキャンペーンの狙いとも合致しています。

 対象店舗の確認方法は簡単です。たとえばPayPayの場合、使えるお店が地図で確認できますが、地図上でお店を表示させるとお店の印に「応援」のマークが付いています。このほかのキャンペーンでも、各キャンペーンに合わせたマークがありますので、各決済サービスアプリの地図で確認すれば、お得な店をすぐに見つけられるでしょう。

 ちなみに、10月の中野区はPayPayだけが対象ですが、同じく10月に30%還元をしている江東区はPayPayだけでなくau Pay、d払い、楽天ペイの4社でキャンペーンを実施しています。

 キャンペーンでは還元の上限がありますが、複数社で実施した場合、それぞれの還元は別計算となるため、江東区の場合、1決済事業者あたりの上限は1万2000円ですので、4社のキャッシュレスを使い分ければ最大で4万8000円分のポイントを得ることが可能です。

東京都江東区も10月にキャンペーンを実施、30%が大きく謳われている

 このほかにも全国各地でキャンペーンが実施されています。各キャッシュレス決済サービスを横断したキャンペーン一覧表を作成しているサイトもありますので、検索してみるとよいでしょう。

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