ソラコム、クラウドカメラサービス「ソラカメ」のAPIを正式提供開始

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 ソラコムは10月6日、同社が提供しているクラウドカメラサービス(略称:ソラカメ)にてAPIの正式提供を開始した。

 本機能は7月よりLimited Previewとして申請した法人ユーザーに対して先行的に提供していたが、10月6日よりクラウド録画ライセンスを契約しているすべてのユーザーが利用できるようになった。

 APIを利用することで、アプリではできない操作が可能になる。カメラ情報の取得や、カメラのライブ映像もしくは常時録画映像のストリーミング再生や、常時録画映像や静止画のダウンロードが可能。多数のカメラを使うようなケースでは、カメラの状態情報を定期的に取得すれば死活監視等の自動化に役立てることができる。また、他のシステムからAPIを呼び出すことで、別のシステムにソラカメの映像や静止画を連携可能。例えばユーザーが利用するシステムのウェブアプリ画面にカメラの映像を組み込んだり、独自の管理コンソールを開発することや、定期的に任意のサーバーに映像をダウンロードして保管することも可能となる。

 さらに、クラウド側で動かすAIアルゴリズムと連携させれば、物体の在庫検知や人流カウント、人の立ち入り検知など画像解析ソリューションの開発にも利用可能。なお、静止画については画像解析を容易に行なうため、予め広角レンズの歪み補正を施した画像を取得することも可能となる。

 ソラカメのAPIへのアクセスログは保管され、監査ログ機能からアクセス履歴を確認することが可能。

 料金は無料で、ソラカメのクラウド常時録画ライセンスが有効になっているカメラで利用できる。なお、ソラカメのクラウド録画の視聴はカメラ1台あたり毎月72時間という制限があり、API経由での録画データのダウンロードやストリーミングの視聴(録画、ライブ映像両方)はこの視聴時間にカウントされる。

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