大型団地など横浜市屈指の住宅街でもある旭区では、地域と学生が一体となり、地元を活性化するイベントやワークョップなどさまざまな取り組みを行っています。
今回は旭区のマスコットキャラクター「あさひくん」と一緒に、旭区左近山団地で開催 されている横浜国立大学生による地域活性化の取組について紹介します!
前回の記事はこちらです ■あさひくんと巡る! 旭区に残る畠山重忠公ゆかりの地
※過去の連載記事はこちら:横浜18区の魅力を伝え隊!
まるでひとつの街! 大規模団地・左近山団地とは?
昭和40年代にUR都市機構によって開発された団地です。約4,800戸8,000人以上の方が住んでいます。団地内には緑あふれる風景が広がり、公園や広場、子どもの遊び場などの施設が多数あります。商店街やスーパーなどの物販施設や診療所等の医療施設コミュニティ拠点もあり、まるで一つの街を形成しています。
毎月第4日曜日には、商店街が屋台の出店や地元バンドの演奏ステージなどを設け、にぎやかなお祭りを開催しています。
あさひくん「夏まつりは毎年たくさんの人たちで賑わっているよ!左近山には、ほかにもイベントや地域活動が盛りだくさん!」
大学生が実際に団地に住んで、学生ならではのアイデアで地域を盛り上げる!
コミュニティカフェを通じた居場所づくりや、商店街のお祭りなど地域活動やイベントが盛んに行われている旭区の左近山団地ですが、開発から50年以上たち、住人の高齢化率は47%を超えています。
そのため地域活動の担い手不足が懸念されるほか、高齢者等への日常生活支援等の必要 性が高まっています。このような課題を解決するために旭区と横浜国立大学、UR都市機構と地域の4者の連携で始まったのが、大学生が実際に団地に住みながら地域活性化を進めるという取組です。
具体的な活動内容は、2017(平成29)年度から、学生が団地に居住し、自治会や商店街と連携してビアガーデンやコミュニティカフェでのランチイベントを企画・実施してきました。入居学生も代替わりした2019(平成31)年には、2期生が「サコラボ」というチーム名で活動するようになりました。
2021(令和3)年度には「サコラボ」の活動は、横浜国立大学の履修科目である地域課題実習に認定されました。また、入居しない学生や横浜国立大学以外の学生も含む17名が参加し、活動の輪が広がっています。
現在も自治会や商店街と連携しながらピザ窯作りワークショップなどさまざまなイベントを開催しています。
あさひくん「サコメシでは、左近山ならではのおいしい定食を楽しめるよ!」
今回紹介した取組は、旭区やUR都市機構の支援のもと行われてきました。学生たちの活動の意義を地域の人たちも感じたことで2021(令和3)年度からは地域が主体的に運営しています。今後も大学生が活動を継続していくため、さまざまな形でこの取組に参画・協賛していただく方々をお待ちしております。
■旭区で活動中! 大学生を応援する地域の団体
旭区で行われている大学生の活動は、地域と連携しながら進められています。ここでは、旭区を拠点とした大学生を応援する地域の活動団体を紹介します。
① NPO法人オールさこんやま
この事業の主体であり、大学生を受け入れて地域との交流の場を提供しているのがNPO法人オールさこんやまです。自治会や商店会を中心に設立された団体です。コミュニティカフェ「ほっとさこんやま」の運営など多世代のための福祉活動を進めています。
■ほっとさこんやま
住所:旭区左近山16-1左近山団地1-31-101
電話:045-744-6585
営業時間:10時~17時
定休日:日曜・祝休日
②左近山アトリエ131110
大学生が企画した左官展やピザ窯作りワークショップ等の実現をサポートしたのが、左近山アトリエ131110です。団地内の左近山ショッピングセンターに開設されているカフェ兼アート拠点で、様々な形で団地に住む大学生の活動を後押ししています。
■左近山アトリエ131110
住所:旭区左近山16-1 左近山団地1-31-110
URL:https://131110.art/
電話:080-5000-1662
営業時間:11時〜19時
定休日:月曜・木曜
左近山団地における大学生の地域活動をはじめ、旭区の取り組みはこちらでも紹介しています。
https://www.city.yokohama.lg.jp/asahi/shokai/SDGs/asahi-x-sdgs.html#00D9E
ほかにも、旭区にはたくさんの魅力が詰まっています。
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旭区公式ツイッター
https://twitter.com/yokohama_as