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iPhone 14徹底大特集 Plus復活にカメラ超強化のProも大注目! 第27回

【現地レポ】アウトドア専用じゃない!「Apple Watch Ultra」は万人ウケするプレミアムモデル

2022年09月09日 12時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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アルミニウムケースのSeries 8

Series 8の「皮膚温測定」を解説

 Apple Watch Series 8は、前世代機のSeries 7から正統な進化を遂げました。ケースサイズやデザインはほぼ変わらず。アルミニウムケースのカラバリはミッドナイト/スターライト/シルバー/(PRODUCT) REDの4色になり、青系とグリーンがなくなっています。

こちらはステンレススチールのケース

Apple Watch Hermès

 Series 8とUltraには新しく、ウォッチを手首に装着して皮膚温を測定できるセンサーが内蔵されました。眠っている間、5秒おきに手首の皮膚温を計り、5日連続で記録を付けるとヘルスケアアプリにグラフが反映されます。体温を計るための機能ではないので、アプリには体温が数値で記録されず、相対的な変化が棒グラフ化されます。コロナ禍の中、体温が手軽に測定できるデジタル機器が脚光を浴びましたが、Apple Watchの皮膚温測定は目的や使い方が異なります。現在の時点で、手首にウェアラブルデバイスを身に着けるだけで人間の体温を正確に測れるテクノロジーが確立できていません。アップルは不確かな機能をApple Watchに載せるべきではないと判断したようです。

 Apple Watch Series 8は新しい「低電力モード」を搭載します。機能をオンにするとアクティビティの記録や転倒検出などApple Watchの主な機能は維持しながら、常時表示ディスプレイや自動ワークアウト検出などの機能を一時的に停止。ユーザー体験への影響を最小限に抑えつつ、バッテリーを最大限まで節約します。GPSなどによる通信機能も制限されます。

 低電力モードは、コントロールセンターからバッテリーのアイコンをタップして設定するか、または設定アプリを開いて「バッテリー」から選べます。Series 8の場合、バッテリー駆動が最大18時間から一気に最大36時間にまで延びます。毎日スマートウォッチを充電することに抵抗を感じている方にも、いよいよApple Watchが買い時を迎えたことをお知らせしたいです。

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